君を知りたい IV 〈完〉 (ページ9)

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「やっと見つけた」

少し低い声

後ろから聞こえた声はわざわざ振り向かなくても直ぐに分かる

「ジョンハンさん、お久しぶりですね」

収録後に1人の楽屋に慣れてしまったな、と黄昏ていたタイミングでジョンハンさんが入って来た

jh 「楽屋に1人でいるとまた前みたいに危ない目に会うんじゃない？」

「大丈夫ですよ。これでも日本では知名度のある女優なので、、出会った頃よりも好待遇を受けてます」

jh 「同じく。いまだに慣れないけど」

「嘘！？すっかり世界的に有名になったのに！」

彼らがデビューした時から知っている私としては感慨深い

かつてのような雰囲気になったところで

jh 「そういえば、俺大昔にAさんが言った通りになった気がする」

何だろう、何か言ったっけ

jh 「いつか俺の髪型がハ○ルみたいに長髪派か短髪派で別れるくらいcaratたちの印象に残るって言っただろ？

だから、、その、ありがとう」

モゴモゴと話すジョンハンさんはあの頃と変わらないまま

きっと私の告白もどきは流されてしまっている気がするけれど、まぁいいか

再び彼と会えたから