ページ ページ37
「にしてもそんなに私が出演したドラマを観てくれてたんだね、嬉しい」
騒がしいバラエティの収録も終わり帰る準備をしつつスングァン君に話しかける
sg 「そりゃあAヌナとユリヌナのlink*は活動してた時は女王と呼ばれ、人気絶頂の中活動休止した後は伝説となり、、ヨジャドル好きは全ての人が通る道ですから！」
まぁあんなにホテル並みの立派な事務所になったものね、
カフェテリアなんてオシャレなものも出来ていたし
煌びやかすぎて入りずらいほどの建物は最早私とユリオンニの稼ぎで造られたことは充分理解しているつもりだ
sg 「BTSとlink*はきっとレジェンドアイドルとしてKPOP史に語り継がれていく、、とさえ言われていますからね！
2組とも黄金の2013年出身アイドルなんて言われているんですから！」
何故だろう、スングァン君の何気ない言葉に涙が出そうになった
努力の甲斐も虚しく売れないままだった私たちlink*はいつの間にか同期のBTSが華々しく活躍し
そしてユリオンニも1人で活躍し
私1人だけになってしまった時
当時男性には珍しく髪を伸ばした彼と出会って、その彼の何気ない提案で今の私はここにいる
sg 「ねぇAヌナ」
いつもの明るくて常にバラエティ番組に出演しているような雰囲気ではなくではなく真剣な表情でスングァン君が私に尋ねてくる
sg「ユリヌナがAヌナの隣にいない時、誰を頼りにしてた？
誰の隣で泣いた？
きっと思い浮かべる人が居るはずだよ」
ふと、たった1人だけ思い浮かべる人がいる
sg 「Aヌナ、何処かの誰かのヒョンに会いたいって顔をしてますね〜」
揶揄うように話しかけるスングァン君に
「うん、私は今すっごくジョンハンさんに会いたい」
思わず本音を溢した私に息を呑んだ後、
sg「じゃあ会いましょうか、
僕らの宿舎とAヌナの新しい家は隣の建物にあるってユリヌナが話してたし」
スングァン君が衝撃の事実を話した
え？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 875人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天秤座 | 作成日時：2023年1月1日 1時
