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「恋だね！」
ユリオンニが顔を真っ赤にしたまま叫ぶ
その後すごくすごく慈愛に満ちた目で
「今日、Aに久しぶりに会った時とても穏やかな表情になっている気がして、きっと仕事に余裕が出来たからかと思っていたけれど
今日ジョンハンと一緒にいるAを見てわかったの
Aがこんなに表情豊かになって、凛とした自分に自信のある女性になったのは
ジョンハンのおかげなんだね
もし、いつかその時が来たらAの隣という最高の椅子を用意しようって思ってたの
例えそれが誰であっても
ウェルカムだよ！ユンジョンハン！」
私のAがついにーー！！と落ち着いたユリオンニはどこへ行ってしまったのだろうか
お酒を飲み、懐かしのバケツプリンを独り占めしている
「ヤツからAに告白した、後悔はしていないって連絡した時にこうなるって分かってたんだよ」
ユリオンニから手鏡を渡されて自分の顔を眺める
何度も恋する女の人の演技をしてきた
ドラマだってたくさんみて表情の研究もした
それでも、本当に恋をしている人はこんな顔をしているよ、と鏡の向こうの私の表情が恥ずかしそうに
微笑んだんだ
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作者名：天秤座 | 作成日時：2023年1月1日 1時
