君を知りたい IV 〈完〉 (ページ32)

今日:24 hit、昨日:58 hit、合計:239,316 hit

ページページ32

「綺麗ですね」

美しい星たちを眺めながら電話の向こうのジョンハンさんに話しかけると

「まぁね」

ユリオンニよ、あなたじゃない
突然ユリオンニの声がしたのに驚いたのだろうか、ジョンハンさんの慌てた声が聞こえる

ベランダに飛び出して来たユリオンニは電話に向かって

「Aを狙ってる男は多いんだから、さっさと捕まえな！ユンジョンハン！」

言いたいことを言い切ったのだろうか、スッキリした顔でユリオンニは去ってゆく

顔が真っ赤だからお酒を飲んだのかな、きっと今日は泊まって行くだろう

jh「さっそくユリが泊まってるの？」

「はい、2人でパーティーをしていたらなんだか眠れそうになくて」

jh 「Aさんは今どこで電話してるの？」

「ユリオンニに聞こえないようにベランダからです」

ぶえっくしょん、と色気のないくしゃみをする

うん、少し冷えてきたな

jh「Aさんもきっと疲れただろうし今日はおしまいにしようか。

おやすみ、今日も綺麗だったよ」

ツーツーと無機質になる携帯を握りしめて座り込む

ベランダだろうが、どこだろうが気にする余裕がない

私のジョンハンさんへの‘好き’はきっと、、