君を知りたい IV 〈完〉 (ページ31)

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jh 「どーせ周りの期待に応えなきゃ、って1人で抱え込んでいるでしょ？」

当たり前のようにジョンハンさんから連絡が来たので慌ててベランダに駆け込んで電話に出る

嬉しいのは内緒ね

「まぁ、少し」

思わず本音を漏らすとクックッと独特の笑い声が電話の向こうから聞こえてきた

jh 「天下のカンAさんが緊張されるとは」

何気なくジョンハンさんが私のフルネームを話す

「ジョンハンさんって私のフルネーム知ってたんですね」

jh 「そりゃ、Aさんは有名だし」

モゴモゴと話すジョンハンさんに思わずふふふと笑いつつ

「私もジョンハンさんのフルネーム知ってますよ、

ユンジョンハンさん、素敵な名前ですね」

空には美しい星が広がっていた

きっと天の川はもっと美しいのかな、同じような名前を持つ彼と一緒に見てみたいと

爪先立ちをして夜空を見上げる