15-24 改めて思う ページ24
■ EunHyuk ■
ｴﾚﾍﾞｰﾀｰの中で空気が薄いと感じたほどに緊張していた。
きっと兄さんも同じだ。だって兄さんは人見知りじゃないのに全然話し掛けない。
一応笑顔は見せてくれるけど、ころころと表情の変わるｲｯくんと違って全然ﾌﾚﾝﾄﾞﾘｰでもないし、いつもにこにこと優しい笑顔のAとも違う。
緊張したまま家に着いて、ｻﾌﾞくんの頼みでｲﾄｩｸ兄さんがAを呼びに家に入って行った。
僕はどうしたらいいか分からず、ｻﾌﾞくんと一緒に玄関に残った。
兄さん…、僕を置いて行ったね。この裏切り者め・・。
Aの弟だから仲良くなりたいのになぁ。と思いながらｻﾌﾞくんを見ると目が合ってしまった。
途端にｻﾌﾞくんが耳元に顔を近づて来るから、僕は驚いて少し跳ね上がってしまった。
ｻﾌﾞ「ごめん。驚いた？ﾋｮｸのことは兄ちゃんから聞いてたよ。話した内容も全部ね」
僕はさらに驚いてｻﾌﾞくんの方に顔を向けた。
…ｻﾌﾞくんも韓国語を話せる。
ｻﾌﾞくんはｼｯと口元に人差し指を立て、目を細めて微笑む。
それがAの笑顔に似ている気がした。
ｻﾌﾞ「分かってると思うけど、俺が韓国語を話せるのも秘密ね」
僕は口を両手で覆って何度も頷く。
ｻﾌﾞ「でも良かったよ。会ったのがﾋｮｸで」
ｳﾆｮｸ「どうして？」
ｻﾌﾞ「ﾋｮｸがいなかったら間違いなく韓国語で話してた。危うくﾎﾞﾛが出るとこだった」
それを聞いて思った。ｲｯくんが言ってた“俺達も口を噤むことを選んだ”・・この俺達の中にきっとｻﾌﾞくんも入ってるんだ。
ｳﾆｮｸ「ｻﾌﾞくんも大切な人達の想いを紡いでるの？」
答えてくれるかは半信半疑だった。
ｻﾌﾞ「俺のは兄ちゃんと少し違う」
やっぱりかと思った。
ｲｯくんが口を噤めと訴えて来た時に見せた笑顔とそっくりだから。
ｻﾌﾞ「今度俺とも話をする？答えられるかは分からないけど。ﾋｮｸはそれでもいいんだろ？」
ｳﾆｮｸ「うん！」
僕の頭を撫でてAの様に微笑むと、それ以上は何も話さなくなった。
僕は本当に随分ﾗｯｷｰなﾎﾟｼﾞｼｮﾝにいるなとつくづく思う。
Aの様子がおかしくなった時にたまたま居合わせただけで、Aの兄弟と少なからずとも共通の秘密を持ってる。
そして改めて思う。この二人がAに隠したいものは何なんだろうかと。
ｲｯくんとｻﾌﾞくんの“違い”は何なんだろうかと。
そして、改めて思う。兄さん戻って来るの遅いなって。
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ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞あいちゃん☆ あいちゃんのﾌﾞﾛｸﾞを見ると、BOYFRIENDくん達の顔が覚えれるからいいですね♪ でもｵﾝﾆ…名前覚えられない…ｱｶﾝ、年や(=□=;) ｵﾝﾆは知ったかすら出来ません(笑) ほとんどあいちゃんのﾌﾞﾛｸﾞが情報元なので(笑)ありがたや〜♪ (2012年6月4日 23時) (
レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞しんでれらさん☆ ｺﾒﾝﾄありがとうございます♪ 一気に読んで下さったんですね！嬉しいです。ありがとうございます(*´ω｀*) 16も楽しんで貰える様に頑張ります♪ (2012年6月2日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞AIRAさん☆ ありがとうございまーす(*'v'*) 課題ですか・・ﾃｽﾄもあるし、授業もあるし・・学生さんは大変ですね(x_x；) でも、学生ﾗｲﾌが一番楽しいんですよね♪ いいなぁ！課題頑張ってください★ (2012年6月2日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ 作者の周りにも男前なんていません(TдT) 妄想って凄いですよね♪ 男前が周りにいっぱいだなんて、そんなｱﾎな(笑) 16更新しました♪楽しんで貰えると嬉しいです♪ (2012年6月2日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞あいちゃん☆ 知ったかな人の話は、右から左に流してやりましょ(*･ε･*)へー、っつって(笑) 顔に出るのも致し方ないです(笑)無事ｱﾒﾝﾊﾞｰになれてﾎｯとしてます♪ (2012年6月2日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年5月18日 21時
