15-01 以心伝心 ページ1
■ SungMin ■
食器を洗い終えて水道の水を止めると同時に聴こえて来たﾋﾟｱﾉの音と微かにｷﾞﾀｰの音。
それだけで僕はわくわくした。Aってば本当に弾けるんだ！
残りの食器をﾊﾝｷﾞｮﾝ兄さんと一緒に拭いて食器棚にしまう。
兄さんの方が背が高いから上の方は兄さんがしまってくれた。
ﾊﾝｷﾞｮﾝ「ｶﾚｰ余ってるのAが持って帰るのかな」
ｿﾝﾐﾝ「ｳﾆｮｸが帰って来たら食べると思うよ。余ったら僕が明日食べる」
ﾊﾝｷﾞｮﾝ「ﾄｩｷﾞもこっちに寄りそうだしなくなるか」
凄いよね。約束してない僕達の分までちゃんとあって。
11Fで会うことになってたし、少なくとも僕とｳﾆｮｸの分も余計に作ってたのかも。
でもまだ残ってる。頑張ってくれたよね。
ｿﾝﾐﾝ「そうだ！ｳﾆｮｸと兄さんにmailしようかな？仕事も頑張れそうじゃない？」
兄さんが食器をしまってくれてる間に、僕はﾎﾟｹｯﾄから携帯を取り出して二人にmailを一斉送信した。
後片付けも終わって兄さんと一緒に、良い曲っぽいよねと話をしながらﾘﾋﾞﾝｸﾞへ戻り、そのまま音楽部屋に直行しようとしてた時だった。
「ただいま〜！お腹空いたぁ〜」
という声が聞こえ、振り向くとｼﾝﾄﾞﾝがﾘﾋﾞﾝｸﾞに入ってくるところだった。
ｿﾝﾐﾝ「おかえり！珍しいね！どうしたの？」
聞けばｼﾝﾄﾞﾝのﾊﾟｿｺﾝの調子が悪いんだって。
曲のｱﾚﾝｼﾞをするために音楽部屋にある専用のﾊﾟｿｺﾝを使うために来たみたい。
ｼﾝﾄﾞﾝ「ｿﾝﾐﾝがいるってことは、ｷﾞﾀｰを弾いてるのは誰？」
ﾊﾝｷﾞｮﾝ「噂のAだよ」
ｼﾝﾄﾞﾝ「うっそ！俺、初お目見えだな！」
ｿﾝﾐﾝ「会いに行く？」
ｼﾝﾄﾞﾝ「その前に何か食いたい。この良い香りｶﾚｰだろ？」
ｼﾝﾄﾞﾝがｷｯﾁﾝの方に顔を向けてくんくんと犬の様に匂いを嗅ぎ分けてる中、僕と兄さんは顔を見合わせた。
ｼﾝﾄﾞﾝがｶﾚｰを食べるとしたら・・あのお鍋はすっからかんになっちゃう。
けど僕・・さっき二人にmail送っちゃったよ？
そうだよねと兄さんも頷く。声に出してないけど、絶対その頷きでしょ？
ｼﾝﾄﾞﾝ「ｶﾚｰ！ｶﾚｰ！」
ｼﾝﾄﾞﾝの目は輝きを放ってるし、舌ももうｶﾚｰの口になってるんだろう。
二人には可哀想だけど、これはもうｼﾝﾄﾞﾝに譲るしかないよね…。
兄さんがまた、そうだねと頷くから僕も頷いた。
今の僕、完璧に兄さんと以心伝心出来てるよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞あいちゃん☆ あいちゃんのﾌﾞﾛｸﾞを見ると、BOYFRIENDくん達の顔が覚えれるからいいですね♪ でもｵﾝﾆ…名前覚えられない…ｱｶﾝ、年や(=□=;) ｵﾝﾆは知ったかすら出来ません(笑) ほとんどあいちゃんのﾌﾞﾛｸﾞが情報元なので(笑)ありがたや〜♪ (2012年6月4日 23時) (
レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞しんでれらさん☆ ｺﾒﾝﾄありがとうございます♪ 一気に読んで下さったんですね！嬉しいです。ありがとうございます(*´ω｀*) 16も楽しんで貰える様に頑張ります♪ (2012年6月2日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞AIRAさん☆ ありがとうございまーす(*'v'*) 課題ですか・・ﾃｽﾄもあるし、授業もあるし・・学生さんは大変ですね(x_x；) でも、学生ﾗｲﾌが一番楽しいんですよね♪ いいなぁ！課題頑張ってください★ (2012年6月2日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ 作者の周りにも男前なんていません(TдT) 妄想って凄いですよね♪ 男前が周りにいっぱいだなんて、そんなｱﾎな(笑) 16更新しました♪楽しんで貰えると嬉しいです♪ (2012年6月2日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞あいちゃん☆ 知ったかな人の話は、右から左に流してやりましょ(*･ε･*)へー、っつって(笑) 顔に出るのも致し方ないです(笑)無事ｱﾒﾝﾊﾞｰになれてﾎｯとしてます♪ (2012年6月2日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年5月18日 21時
