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きっかけは、ほんの些細なこと。



それは私が夜遅くまでレッスンをしていた時に起こった。






「A、はよ!今からレッスン? 朝から忙しいな」




「ジミンさん…おはようございます。はい、そうなんです」







この日私は、朝から19時程までダンスレッスンの予定だった。








「また敬語……ジミニって呼んでよー」



「は、はあ……」









ジミンさんは、自分が忙しい日以外私の所に顔を出す。





それも、毎日。







最初こそは『仲良くなった証拠かな』くらいの心境だったので、変に思ったりはしなかった。









だが、明らかに様子がおかしいことに気がついた。






レッスン後に来るのは当たり前。




私が他の人と喋っている時は『なに喋ってたの?あの人と仲いいの?後輩だよね?しゃべる必要とかあった?』と、まあボロボロに言われた。





つい最近は『家まで送る!』と自宅まで着いてこようとし、さすがにそれは気が引けたので『遠慮します』と断ったのだが、






「なんでだよ、俺に着いてこられるの嫌なの?嫌じゃないでしょ?Aは一人暮らしなんだから危ないって。今日から送るよ」






と、最寄りの駅まで着いてくる始末。










その異変に気づいてから、私はジミンさんと同じグループに所属する“テヒョンさん”に相談するようになった。










レッスン合間の昼休み。たまたまスタジオで一緒になり、テヒョンさんが『やほ〜この席いい?』と向かいの椅子を引いた。







私の『最近のジミンさん、どうですか』というよく分からない問いかけを受け、テヒョンさんは眉を寄せ口の端を上げた。







「んー…おかしい気はするかな」







その答えに、自分の考えがあっていたという安心と、ジミンさんになにかあったのかという不安が入り交じる。







「やっぱり……そうですよね」と呟くと、テヒョンさん「どーみてもそうでしょ?」と呆れたように言った。







もう13時が近づいている食堂に、人はまばらにしか座っていない。




いつも同じ局の番組を映しているテレビがひとりで騒がしい。





私の目の前には、コンビニで買ったお弁当が。テヒョンさんの前には菓子パンが並んでいた。







「Aに対しては、ただの知り合いにするものじゃないし、ちょっと……許されない範囲まで達してると思う」



「え、そこまで……ですか?」






驚いて声を漏らすと、やれやれとため息をつかれた。

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★滝野みかちょ★KーPOP愛してるよん★ - この作品が面白くてなんかいも見ちゃうです! (2019年3月30日 21時) (レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - (名前)さん» (名前)さん、コメントありがとうございます。すごい好きだなんて言われて、嬉しい限りです…。これからも頑張りますので、ヨロシクお願いします:-) (2016年10月28日 19時) (レス) id: d5d017206e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 良いところで続編!!もうすごい好きです。頑張ってください!更新ファイティン!! (2016年10月28日 18時) (レス) id: 9fe512cdf1 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - はるかさん» 閲覧、コメントありがとうございます。続編の方も楽しんで頂けると幸いです…!:-) (2016年10月23日 20時) (レス) id: 50a7649c25 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - きゃーーー!!!! (2016年10月23日 19時) (レス) id: dc74fb0050 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日向 | 作成日時:2016年7月6日 2時

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