歪みノ愛

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Aが俺に珍しいこと言った。





“デートがしたい”と。





初めて言われたことに戸惑いつつ、正直嬉しい気もあった。



けれど、外に出すという事にどうしても快く肯けなくて、


答えを濁してしまった。





俺だってAとデートしたい。




カフェにいって美味しいもの食べたり


メジャー施設に行って疲れ果てるまで遊んだり


公園を散歩したり。





そういうことをAとするのが、俺の夢の一つでもあったから。




こんな恥ずかしいことAに言えないけど…。






俺だって連れていってやりたい。




でも外にはAを汚す物がうんざりする程ある。




第一、芸能人が外になんて軽々と行けるものじゃないし



仮にもAは行方不明者。





見つかったりでもしたら面倒くさいことになる。








｢でも、デートしたいなあ…………｣







寝室にいる俺は、独り言を呟く。




その独り言がAに伝わるわけもなく、虚しく消えた。






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どれもこれも愛読して下さる読者様のおかげです。


A様、本当にありがとうございます……！


引き続き、歪みノ愛をどうぞ宜しくお願いします。



BTS短編集 -狂愛-↓

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短編になっていますが、良ければこちらも宜しくお願いします。

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