愛が欲しい少女とブラック本丸の刀剣男士[刀剣乱舞] (ページ10)

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愛が９ページ10

加｢主···？やっぱりまだ体調
すぐれないんじゃ···｣

貴｢え、ああ、もう大丈夫。心配かけて
ごめんね。そうだ、お腹空かない？
何か作ってくるね。2人はちょっと
待ってて｣

なかば逃げるようにして厨に向かった水仙
加州は釈然としないが追いかけることは
しなかった。しばらくすると
湯気がのぼる鍋と油揚げを持って
水仙が戻ってきた

貴｢あんまり食材もなかったから
簡単なものしかできなかったけど···
こんのすけには油揚げね｣

こ｢ありがとうございます!!｣

鍋の中に入っていたのは卵粥
加州と大和守は目を輝かせる

大｢美味しそう···!!｣

加｢ご飯食べるの久しぶり···｣

大和守の発言に水仙は絶句する

貴｢え···それ、どういうこと？｣

大｢前任は僕達にご飯を食べさせてくれなかったんだ｣

貴｢そんなことも······ねえ、母屋に
ご飯を作れる刀剣男士っている？｣

加｢燭台切光忠がよく作ってたよ
他にも何人か作れる人はいたと思う｣

貴｢こんのすけ、ちょっといい？｣

こ｢なんでしょうか？｣

貴｢燭台切光忠様にどの食材がいるかを
聞いて来て、その食材を注文してきて
もらえる？｣

水仙は自分が行けば警戒されることが
分かっているためこんのすけに頼んだ

こ｢お任せ下さい!!ついでにこちらの分の
食材も一緒に頼んでおきますね!!｣