愛が欲しい少女とブラック本丸の刀剣男士[刀剣乱舞] (ページ7)

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愛が６ページ7

｢清光、入るよ｣

大和守が加州の部屋に入るともぬけの殻
だった。

大｢清光？まったく、怪我してるくせに
どこほっつき歩いてるんだよ･･･｣

加州を探しに部屋を出ようとしたとき
大和守はふと思い出した。今朝、水仙が
広間に来たとき。加州の様子が
可笑しかったことを

大｢まさか、あの人間の所に･･･!?｣

大和守は離れへと駆け出した。しかし
庭に水仙を見つけ、身を隠す。水仙は
離れへと戻っていった。先程まで水仙が
いた縁側に目をやると加州が
寝かされている

大｢あいつ、清光に一体なにを･･!!｣

大和守は今度こそ離れへと駆け出した

大和守が離れに忍び込むと水仙は
部屋でうずくまっていた。水仙がやっと
気配に気がついたのは大和守が背後で
刀を振り上げた時だった

大｢首落ちて死ね!!｣

確実に殺せる。そう思った大和守
しかしそのを刃を防ぐものがいた。

加｢何してんだよ安定!!｣

大｢清光!?なんで、なんで審神者の味方
なんてしてるんだよ!?ああ、そっか
そいつに脅されてるんだよね？待ってて
今すぐこいつを始末するから･･･｣

加｢やめろ!!俺は自分の意思でこの人を
主だって認めたんだ!!｣

貴｢何言ってるんですか!!仲間と刀を
交えるなんて絶対にダメです!!私のことは
どうでもいいんで刀を納めてください!!｣

加｢･･････安定。ちょっと待ってて｣

大｢はあ!?ちょ｣

加｢自分のことはどうでもいいって
どういうこと!!さっきも縁側で寝た振り
して聞いてれば勝手なことばっかり
いってさ!!俺に幸せになってほしいなら
死なないでよ!!愛を知らないなら俺が
教える!!だから･･･命を大切にしてよ･･･｣

貴｢加州様･･･｣

加｢主はさ、自分のこと卑下してるけどさ
主は自分が思うよりずっと暖かい人だよ
もし主が、汚れた人間だって言うなら
こんなに綺麗な霊力してるわけない｣

貴｢･･･加州様は離れて行きませんか？
私のこと嫌いになりませんか･･･？｣

加｢うん。ずっと主のそばにいる。だから
主の背負ってるものを俺にも背負わせて･･･
また、さっきみたいに清光って読んで？｣

貴｢清光･･･!!｣

水仙は加州に腕の中で泣きじゃくった