愛が欲しい少女とブラック本丸の刀剣男士[刀剣乱舞] (ページ11)

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愛が10 ページ11

鍋の中の卵粥がなくなった頃
こんのすけが頼んだ食材を持って
戻ってきた。あまりの速さに
伊達に政府の式神をしているのではないと
実感させられる

貴｢ありがとね。食材を持ってきてくれた
こんのすけには後でおいなりさんを
作ってあげましょう｣

こ｢ホントでございますか!?｣

こんのすけはパタパタと嬉しそうに
しっぽを揺らす。
ちなみに加州と大和守は水仙から貰った
料理本を囲んで、どの料理を食べたいかと
議論を繰り広げている
しかし2人の顔が突然、警戒心に満ちた
ものへと変わった。その原因は部屋の外に
あった。

??｢ちょっといいか？｣

水仙は躊躇いも無く部屋の障子を開こうと
するが加州と大和守に止められる。

加｢ちょ、何開けようとしてんのさ!?｣

大｢もし主を殺しに来たやつだったら
どうするの!?｣

貴｢私は審神者だよ？仕事をしなくて
なにをするのさ｣

水仙は2人を振り切って障子を開く。
そこに立っていたのは、薬研藤四郎だった

薬｢頼む······!!兄弟を···いち兄を
助けてくれ!!｣

水仙にそう頼む薬研の目には涙が
浮かんでいる。

貴｢···取りあえず、中へお入りください｣