いちごミルク(2) (ページ29)

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その後は、ウジンと
「Aは緊張してるとき
なんも喋らなくなるからこっちが余計緊張する」とか、

『ウジンが緊張したら左胸おさえたりするから
私が緊張するんだよ』とか、

意味のわからない言い争いをして、

『…私たち、付き合う…ってことでいいんだよね？』

やっぱり不安になってしまう私はウジンに聞いてしまう

「…うん、俺と付き合ってください」

『…は、はい。』

こうして私の初めての彼氏は
好きだった幼馴染のパクウジンくんとなったのでした。

でも彼氏彼女になったからと言って関係が変わることもなく、
今までどおり普通に過ごしていくんだろうな

「じゃあ、そろそろ帰らないと。
おばさん心配しちゃう」

『うん、そうだね。』

お隣さん同士だから一緒の方に帰る
いつもと違うのは、手を繋いでいること

ウジンの大きくて男らしい手は私を安心させてくれる
ウジンの心みたいに大きくてあたたかい

家の前について、向かい合う

「また明日迎えに行くから、寝坊すんなよ」

『やー、しないよ！…と言いたいところだけど気をつけます…(笑)』

ウジンはフフッて八重歯を見せて笑って

この笑顔をこれからは彼女として見れるんだ、なんて思って

幸せでキュンって心が締めつけられた

「…おいで、お別れのハグ(笑)」

笑いながら両手を広げるウジン

恥ずかしくて下を向いて突進すると、
フワッとウジンの匂いに包まれる

今までハグなんてすることなかったから
わからなかったウジンのしっかりとした胸の筋肉と
腕を回すとわかる背中の筋肉

男の人だ、、、なんて感じてしまう

ウジンにハグされるのがこんなにも幸せで、
こんなに心が落ち着くなんて思わなかった

離れたくない…なんて思うけど
なんだか照れくさくてそんなこと言えない

『今日はありがとう…また明日ね』

って言って離れようとすると

「待って、あともう少しだけ」

ぎゅっと私を抱きしめる力を強くして、
5秒くらいそのままで

「あー、めっちゃ幸せ。」

ヘヘッて笑うウジンは可愛くて、
私もおんなじ気持ちだよって言いたい

でもまだ言えない私を許してね

これからはちゃんと頑張るよ

思いを言葉にできるように

「おやすみ。」

『うん、おやすみ。』

ウジンが見守ってくれるなか、玄関を開けて、
もう一度振り返って『バイバイ。おやすみ。』って手を振る

ウジンも「バイバイ。おやすみ。」って手を振ってくれた

。。。