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ウジンside
。。。
その日はまずテスト範囲を教えてあげるところからスタートした
テストを忘れるとか本当にアホすぎないか?
しかも高3だぞ、もう受験意識してないとやばいだろ…
適当に解いていってわからないところをお互いに聞くことにしたのだが
意外と解けるようで、Aはひたすら問題を解いている
Aは昔から何でもそつなくこなすタイプで、
苦手なことがないイメージだった
運動も勉強も、人間関係も…
みんなに優しくて、いつもニコニコしていて
愛嬌もあるし、ノリもいいし
俺のクラスの男も「Aちゃんと付き合いてー」
とかなんとか言ってたし、
モテないでほしい。
その笑顔を他の男に見せないでほしい。
これ以上可愛くならないでくれ。
これ以上綺麗にならないでくれ。
俺がお前の魅力を一番わかってるし、
俺が今までずっとお前の一番近くにいたんだから…
ヨングクと話しているのを見てしまって、
あんな近くで、髪を触られて、デートに誘われていた
俺に気づいたお前はすぐに俺のところに来てくれた
それは嬉しかったけど…
お前の口から他の男の名前が出てくるだけで嫉妬する
嫉妬したのがバレていて、お前は俺に赤ちゃんみたいだと言った
もう子供扱いはやめてくれ。
男として見てほしいんだよ。
なんて考えていたからシャーペンを握る手が止まっていて、
Aが不思議そうにこっちを見ていた
『わからないところあった?』
と小声で聞いてくるA
「…考え事してただけだから、大丈夫だよ」
と言うと、そっか、と言ってまた問題を解き始めて
すぐにまたこっちを見た
ん?って顔をすると
『ウジンに質問があるの』
と言った。
改まって聞いてくるということは勉強のことじゃないなと察する
どうやらその勘は当たっていたようで
。。。
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ユイ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます!!! (2017年12月21日 20時) (レス) id: c5661bdd4f (このIDを非表示/違反報告)
みゅん(プロフ) - いつも楽しく見ています!更新頑張ってください! (2017年11月21日 23時) (レス) id: 9c6f398eca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆん | 作成日時:2017年10月16日 22時