いちごミルク(2) (ページ15)

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。。。

次の日、何事もなく普通の日を迎える

だが、今日もウジンは部活が休みらしい

最近休みばっかだ

放課後、ウジンに教室で待ってるように言われていたので、

おとなしく席について携帯をいじって待つ

ガラガラっと教室のドアが開いて、そこにいたのは同じクラスのヨングクくん

シュッとしたイケメンで女の子に人気な人だ

高校3年目で同じクラスになったものの、いまだに話したことはなかった

なんか声かけよう…と思ったとき、
彼から声をかけてきた

「お、A…ちゃん？だよね。喋るの初めてだ」

ここ座っていい？と私の目の前の席に私の方を向いて座り、
私の机に肘をつく

近い…この人あれだ、パーソナルゾーンだかに入るのうまい人だ

モテるわけだわ…

なんて分析をしてる間もヨングクくんは話し始める

「俺の名前わかる？」

同じクラス初めてだよね、話すのも。と続ける

『キムヨングクくんだよね。
1年生の頃からイケメンだって女子に人気だったからわかるよ～』

ヨングクくんがずっと目を見つめてきて、緊張する

「Aちゃんは？どう思ってたの？」

『私？…うーん。私はイケメンとかそういうの疎いから(笑)

整ってるのはわかる！綺麗な顔立ちだよね、ヨングクくん』

「ふーん。タイプではないと…」

急にそんなこと言うもんだから焦った、

まずいこと言ったと焦った

『いや！そうじゃなくて、そもそもタイプがないというか…

好きになった人がタイプ！みたいな…？(笑)』

なんとか笑って誤魔化そうと必死になる私

ヨングクくんは不意に私の髪を触った

「…俺は君がタイプなんだけどな…1年生の頃から」

『え…』

ナニコレ、なにこの展開、わけわかんない…

「俺も君のタイプの人になりたいな…

好きになった人がタイプなんだっけ？」

私の身に何が起きているのこれは

頭は混乱。その間もヨングクは私の髪を指に絡めてあそぶ

「Aちゃん、俺とデートしようよ」

その瞬間、教室のドアがガラガラっと再び開く

そこにはウジン

驚いた表情

「…ア…失礼シマシタ…」

ガラガラとドアは閉められた

オワッタ

。。。