いちごミルク(2) (ページ2)

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「嫌だ。」

　

ウジンはうつむいたままそう言った。

『え、ねえ…でも…』

あなたにはモモちゃんがいるでしょ？

そう言おうとしたら、

ウジンは私の腕を掴んで歩き出す

『嫌だって言ったら嫌なんだって。』

そうやって言われて、何も言い返せないまま教室についてしまった

頭の中は大混乱

なんで嫌だと言ったのか、なんで悲しそうな顔をしたのか

全くわからなかった

ウジンは何を考えてるの？

「A～！次体育だよ！今日から外でテニスだって！」

ソミは楽しそうにそう言ってて、私も

『え！本当！？楽しみ～！』なんて返したけど、他のことで頭がいっぱいで。

体育は1組と合同。

もちろんウジンもモモちゃんもいる

男子はサッカー、女子はテニス

あ、そういえばウジンはサッカー得意だったな。

小学生のときよく一緒にしたっけ。

あの頃は本当に純粋に楽しかったなあ…

とよそ見をしてボーッとしていると頭に衝撃が。

そのまま目の前は真っ暗になった

気付くと目の前が真っ白で、

横を向いてみるとカーテンがあって、どうやら私は病院にいるようだった。

しばらく、自分の身に何があったのか思い出そうとしていると、

病室のドアが開く音が聞こえた

カーテンが少し開いて顔をのぞかせたのはウジンだった

「目、覚めたのか。大丈夫？痛くない？」

ウジンの声は優しくて、本当に心配してくれてるのが伝わった

『うん、特には…。』

私はテニスコートのラインのすぐ後ろでボーッとしていたせいで

大きく飛んできたボールを打とうとした人に

ラケットで殴られてしまったらしい

そしてそのまま意識をなくし、運ばれたのだとか

アホだ…

　
その後軽くお医者さんに診てもらったけれど、

何も異常はなく即帰宅となった

「全く…体育中は危ないんだから、気をつけろよ」

『は、はい…返す言葉もございません…』

「でもまあ、傷にならなくてよかった」

そう言ってウジンは私の頭を撫でてくれた。

たんこぶできてるってウジンは笑って

家帰ってからもちゃんと冷やせよって言ってくれて

なんかすごくド○○キした。

恥ずかしくて照れくさくて緊張もして

やっぱり諦められないよ。

。。。

昨日書いてたのに寝落ちしてしまいました…すみません(笑)