いちごミルク(2) (ページ1)

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。。。

あの土曜日から早1ヶ月。

ウジンとは相変わらず登下校をともにしていて、

でもモモちゃんのことには一切触れられないでいた。

ここで私が変なことを言って、

ウジンの幸せを壊したくないし、

この幼馴染という関係も続けられなくなってしまうと思うと辛かったからだ。

『ねえ、ウジンはもう進路決めた？』

私達は高校3年生、もうそろそろ進路を決めていないとまずい時期

「あー、決めてるよ。ヒョンと同じとこ。ダンスやりたいし」

ウジンの話を聞くといつも、やりたいことがあっていいなあと思ってしまう

私は目標もなければ、やりたいこともない

ただ楽しく、普通に生きていけたら充分。

でもいつもそばにウジンにいてほしいな、なんて言えないけど思ってるんだよ

「Aは？」と聞かれて、思わず

『ウジンが行くなら私もそこにしようかな～』なんて言ってて。

あ、適当人間だと言われる…と思ってたら予想外の言葉が聞こえてきた

「あ、本当？そしたら大学も一緒に通えるし、いいな。」って。

なんでモモちゃんがいるのに私にそんなこと言えるの？

やっぱり私のことは女の子としてすら見てないのかな？

一緒にいれるのは嬉しいけど…つらいよ。

学校に行くとき、よくウジンの後輩たちに会う

「先輩！おはようございます！」

って礼儀正しくウジンに挨拶するんだけど、

ウジンが挨拶を返すと、きゃーって。

いつからそんなに学校でも人気者になったの？

どんどんあなたは人気者になって、
なんだか私なんかと一緒にいてはいけない人のように感じちゃうよ

ごめんなさい。登下校も、義務のように思ってるかな。

私があなたを縛っているのかな。

『ねえ、ウジン…』

立ち止まってそう言うと、ウジンは後ろを振り返って、ん？と言った

『もう登下校やめたほうがいいかな。』

そう言って顔を見ると…

なんでそんな悲しそうな顔するの？

あなたには彼女がいるんでしょ？

喜んでよ、あなたは優しいから…言えないと思ったから

私が勇気をだして言ったんだから

期待させないで