貴方を守りたい。【Ryohei.Abe】

#30 2回目 ページ30

阿部side







俺はベッドの上で縄に繋がれていた。









今回は、椅子やソファ、テレビなどもある。








部屋も若干広い。








もしかして、また…？







信じたくない現実に冷静になっている余裕などない。








しかもまた、身動きが取れない。







少しの範囲内なら動けるけど、うっすらと見える扉へとは辿り着けない。








阿「くそっ…！」








こんなこと、2度目はないと思っていたのに。






甘かったかもしれない。







…みんなは？







みんなは無事なのだろうか。







あいつになにかされていないか、そもそもこれは一条の仕業なのか。








頭が追いつかない。








そこから数十分が経った頃、扉がゆっくりと開いた。








阿「っ…！！！」








思わず身体が強ばる。







やってきたのは、やはり一条だった。








お風呂上がりだろうか、髪が少し濡れている。









男「…阿部くん」








男は俺から少し離れた椅子に座った。







男「…本当にごめん」








阿「…は…？」








男は突然、そんなことを言い出した。








男「…自分でもね、なんでこんなことしてるのか分からないんだ。君のことを考えていたら自然と身体が動いちゃって…」








何も言えない俺に見向きもせず、一人淡々と話していく。








男「気持ち悪いだろ？そんな奴だって、自分でも自負しているよ」








椅子から立ち上がり、段々と俺に近づいてくる男から、逃げられないのに後ずさりしてしまう。







男「…でもね、俺をこんな風にしたのは



．







＿＿＿＿＿＿紛れもない阿部くんなんだよ」




．






．




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


ほ、ほほほ星が、舘様カラーに…！！
しかも、60000hitを超えていて！！

正直、作った当初はこんなにたくさんの方に見て頂けるとは思っていませんでした。

(阿部ちゃん効果かな、すご。みたいにしか思ってなかった)

作者、かなりの豆腐メンタルなので温かい目で見ていただけると嬉しいです。



〈注意！〉

次回、暴力シーンが少し入りますので、苦手な方は飛ばして下さい！
(作者、この描写苦手なのでそれらしい表現にしています)

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