【HQ】絶対的エースを崇敬しています【白鳥沢】 (ページ42)

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お泊まり③ ページ42

マネージャーだからコートには立てないけど、気持ちの面ではみんなと戦ってるからね

私だってどっからでもかかってきなさいって感じで構えてるよ

そう思いながらテレビに目をやると、影山くんがサーブを打っていた

『影山くんも中々えぐいサーブを打ちますなぁ…』

影山くんは入学当時、天使と女バレの先輩の中でも私の同級の中でも話題になっていた

少しだけ覚えてるけどこんな怖めの顔になってしまって…

｢中学の時、及川にサーブ教えてくださいって何回も言ってたぞ。こいつはセッターとしても上手いしな。｣

『ああ…多分徹一番荒れてた時期だった気がする。私にも愚痴ってきたよ』

あの時の徹は家に帰ってもずっと部屋篭もってたし、1回だけちょっと話しかけたら意味わからないキレ方された

『ねえ英語おしえ』

｢うっさいばーーかばーか！！！！｣

『は？』

こんな感じ

今考えたら相当理不尽だ

｢でもまあ、俺はバレー人生の9割及川のトスしか打ってきてねーからな。俺の中で最強のセッターはあいつしかいない。｣

『岩ぢゃん……』

キングオブ青春みたいなこと言いやがって…
末永く仲良くバレーしていけよこの野郎…

｢変な顔だな｣

『そこはティッシュで私の涙を拭くところでしょ』

｢涙じゃなくて鼻水出てるからそっち拭け｣

『あ、ほんとだ』

岩ちゃんからの鋭いツッコミを受けて鼻水を拭っていると、徹もお風呂から上がってくる

｢俺の髪から岩ちゃんの匂いするのなんか嬉しい！｣

『はいはいカップルカップル』

｢俺はパワー5の彼女なんて嫌だからな｣

｢俺だって岩ちゃん彼氏になんかしたくないよ！｣

ゲシッと蹴られる徹
じゃれ合う(？)2人をみて更なる幸せを願っておいた

｢よっし、スポーツ選手｣

『私医者だ』

｢ちょちょちょ！俺フリーターなんだけど！？｣

寝る前に人生ゲームをするのは小さい頃からのお決まりみたいなもんで

｢いつも順位一緒だよな｣

『徹はきっとこの先の人生も私たちに負けるんだね』

｢絶対2人より早く結婚して幸せな家庭築いてやる｣

毎回徹が最下位なのも変わらない

『ねえねえ』

｢｢ん？｣｣

『またお泊まりしようね』

3人で顔を見合わせて笑う

｢じゃー次は俺達の家に岩ちゃんが来る番ね！｣

｢すぐそこだべや今からでも行けるわ｣

『そこは雰囲気を大事に岩ちゃん！』

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朝起きたらお星様に色ついてて驚いています…
有難うございます…