テスト勉強 ページ23
定期テスト
それは学生なら避けて通れない
白鳥沢は文武両道の進学高
赤点なんてとった日には部活に参加させて貰えない
最初は入試で勉強してたし楽勝でしょ〜とか思ってた
でも入学したら安堵して今までの勉強への熱意がぱったり途絶えて今じゃもう中の下くらい
『あ〜無理』
「全然進んでないじゃん。1つでも赤点とったら部活行けなくなって、牛島さんに会える時間なくなんぞ」
『それも無理…』
テスト一週間前で部活が休み
苦手な英語を太一に教わっている
その隣では
「うう…」
「お前こんなのもわかんないわけ。なんで白鳥沢に来たんだよ」
「エッ、エースになるためです!」
「そんな大口はこの問題正解してから叩けよ」
賢二郎が工の専属教師になって勉強を教えている
ひえ、わたし賢二郎に教わらなくて良かった…
工のげっそりした姿見てるだけでもスパルタだってわかるよ
賢二郎私と同じ一般で白鳥沢に入学した
けど私と違う点はテストはいつも上位にいること
『(ふん、私だって本気出せば…)』
「ひかりまたそこ違う。そもそも用法とか覚えてないんでしょ」
『覚えられるか』
英語は苦手だ
テストの成績は、ほとんど英語が足引っ張っていると言っても過言ではない
英語がいらない職に就くから勘弁して欲しい
『太一だって進んでないじゃん』
「人のこと指摘する前に自分がやれよ」
横から賢二郎の鋭い指摘が入る
『ひえっ、いつも赤点はなんとか回避してるからいいじゃんか…』
「いつもギリギリだろ」
『ご褒美でもあったらもっとやる気出るのになあ…』
まあぶっちゃけ、牛島さんに部活で会えることが日頃のご褒美なんだけど
やる気出ない〜とうだうだ文句を垂れる私に賢二郎は面倒くさそうな様子で口を開いた
「じゃあこれ」
賢二郎が私に向かってスマホの画面を見せる
『……!?!?』
そこにはお着替え中で上裸の牛島さんの写真
横に変な顔してブレてる瀬見さんも映ってるけど
「英語今回80点以上とれたらこれ送ってやるよ」
80点…たかい…
こんな写真私がどんなに足掻いても手に入らない
生で上裸は見たことあるけど写真なら保管していつでも見ることが出来る
『のった、絶対手に入れる』
「せいぜい頑張れよ」
「なんで白布さん牛島さんの着替えてる写真撮ってるんですか…」
「あいつもあいつで、ひかりと同じくらい牛島さんのこと好きだからな、仕方ない」
「仕方ないですまされるんですか…?」
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作者名:もよみ | 作成日時:2018年10月21日 22時