【歌い手】期待して損した。

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これ以上の事をしてくるのなら訴訟を起こす事も考えます、そう言って彼はもう一つの提案を出した。


"ニコニコでの歌みた投稿をやめると脅そう"


私達も一応大手であるために、ニコニコの損失額は計り知れないものとなるだろう。その考えも衝動的なものなのだろうけど、みんなそれに同意した。

やり取りの内容もすべて晒して、ネットが荒れた状態から声明文を出したらさすがに会社側も運営に支障が出るだろう。使えるものは全て使って脅すそうだ。

しませんの2人にも協力を求めてみる、とうらたさんは先程部屋を出て行った。

今日一日は誰も家から出ないで、鳴ったインターホンにも出ない。留守を装うというかなり古典的な対抗の仕方だけれど、効果はあると見た。



そら「……なんか、ここまでの事されたら俺らも嫌になるよな。また、活動休止、しなくちゃいけない事になる……」



まふ「そんなことはさせません。……そらるさんが、かつての僕を助けてくれたみたいに、今度は僕が相手に直接言います。なので、もう大丈夫です」



今回は私の出る枠もないようだ。

彼らなら、この困難も2人で乗り越えていけるのだろう。

そんな気がした。

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