二回目の転生先は脅威の侵略者編！？【吹雪士郎】 (ページ13)

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第九十三話ページ13

＜夜のエイリア石保管部屋にて＞

フレア(風華)「………。
(優花……来たぞ)」
優花「(うん。……じゃあ、やって)」
風華「(分かった……本当にいいんだな？
“この作戦”で)」
優花「(うん)」

“この作戦”と言う物は、

『エイリア石を使って二つの人格を一つにし、
二人で雷門イレブンの元へ行く』

と言う物だった。

風華「(よし……行くぞっ！！)
はぁっ！！」ﾊﾟﾘｰﾝｯ

ﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯ!!

風華「くそっ、やっぱり警報付きか……」
優花「(風華、私をっ！！)」
風華「(あぁ、分かってるって！優花っ！！)
はぁっ！！」

僕は身を乗り出し、小さくなったエイリア石を握る。

風華「うぅっ……！
(力が……偉大過ぎる………っ！)」
優花「(大丈夫っ！もう出来るっ！！)
はぁっ！」
風華「ううぅっ……あぁっ！！」

ﾊﾟﾘｰﾝｯ

風華「何か……何かが鳴った気がするが……僕にはもう聴こえない……。
優花……雷門イレブンを……士郎を頼、む………」
優花「……分かった、風華。
いや……“お姉ちゃん”」

あぁ、士郎………。また…会える……かな？
また会った時は……僕は闇に染まっているかも……しれない……。
でもその時は……優花と一緒に助けてくれ……よな……。

僕は優花を手放し、静かに目を閉じた。

優花……士郎……じゃあ、またな。