七不思議零番目の怪異は人間のフリをしています【地縛少年花子くん】

第27の怪 ページ29

ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾝ
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ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾝ

寧々「で、電話…？」

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光「あっ、先輩！」 ｶﾞﾁｬ

『 ……… 』

寧々「あのっ、あなたは…」

『 …あたし 』




『 ミサキ… 』

寧々「(“ ミサキ ”って…。
七不思議からの電話…！？)」

『 この階の上にある学び舎で 』

『 生徒にものを教えていたの 』

『 でもここで身を裂かれて殺された 』

『 丁度あなたが立っているところでね 』

『 ねぇあなた 』



『 あたしの身体、探してくださいな 』



『 これじゃあ何も出来ないわ… 』

寧々「まっ、待って！
葵と唯華ちゃんは…」

『 まずは腕 右の腕＿＿＿ 』

『 この手であたし、チョークを使って字を書くの 』

『 急いでね じきに授業が始まるわ 』

ｶﾞﾁｬﾝｯ

ﾂｰ…ﾂｰ…ﾂｰ…

寧々「切れちゃった…」

ｷﾞｷﾞｷﾞ ｷﾞｷﾞｨ
ぐるんっ ｶﾞｺﾝｯ
ｻﾗｻﾗ…

光「…ふん
時間制限付きってことかよ」
寧々「あそこに腕を置けば、
先に進めるのかな…？」
花子「さぁ？
でも、何かは起きるんだろうね」

寧々「………」
光「平気っすよ！先輩！！
あんなイタ電無視して行きましょう！」
花子「やめたほうがいーんじゃない？」

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