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(これからしばらくNo sideです。)
｢それで...どのようなご用件でしょうか。｣
テストが終わり、Aはクィレルの部屋に向かった。
ニンニク臭い部屋だった。
ｸｨﾚﾙ｢そ、そこに座ってください。｣
｢失礼します。｣
ソファを勧められ、Aは礼の後腰かけた。
ｸｨﾚﾙ｢ど、どうぞ。｣
｢ありがとうございます。｣
紅茶を差し出され、Aは口をつけるふりをして匂いを嗅いだ。
｢(...やっぱり。)｣
かすかに睡眠薬の匂いを感じ、口を付けずにソーサーに戻した。
ｸｨﾚﾙ｢まま、まず、テスト、お疲れさまでした。ととても、素晴らしかったですよ。さ、さすがは、せせ、先輩のむ、娘だ。｣
｢ふふ、ありがとうございます。...それで？私を呼んだのは、そんなことを話すためではないでしょう？｣
前にも書いたが、Aはまどろっこしいことは嫌いなのだ。
ｸｨﾚﾙ｢...｣
クィレルは探るようにAを見た。
｢では...私がお話しします。｣
Aは自分からしかけることにした。
｢4階の廊下では何が隠されているのか、先生はご存じですか？｣
クィレルはビクリと肩を震わせた。
ｸｨﾚﾙ｢ししし、知っています。でででも、教えて差し上げることは、で、できません。｣
｢ええ。教えていただく必要はありません。ですが...あなたには、それが必要でしょう？｣
クィレルは愕然とした。
まさか、そんな。
自分の企みが、こんな小娘に？と。
否、とクィレルは合点した。
これは彼女の、ただの直感に過ぎない。
ｸｨﾚﾙ｢ど...どういうことですか？｣
｢ふふ、では...質問を変えましょう。前からずっと聞きたかったのですが...その吃り、疲れませんか？｣
クィレルは気づかれないくらい微かに唇を歪ませた。
クィレルはその目が苦手だった。
自分の知る、アンナ・オリバンダーとは似ても似つかぬパールグレーの目なのに、なぜか...同じ目をしているのだ。
...全てを見透かすような目を。
ｸｨﾚﾙ｢...なぜ。｣
ついぞ絞り出した声は震えていた。
｢なぜ？はっ、愚問ですね。わざとらしいんですよ。母に聞いたところ、学生時代は神経質ではあったものの、吃りではなかった。そして、スネイプ先生が仰るには、以前はターバンもなかった、と。去年1年見聞を広めるために休職したとも聞きました。...さて、去年、あなたに何があったのですか？｣
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りあ(プロフ) - 早く続編を見たいです！楽しみに待ってますね！ (2022年10月20日 14時) (
レス) @page21 id: 2821336846 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2021年4月22日 21時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
朝日奈 美奈 - お久しぶりです！やっとまた読めました！（一時的に）賢者の石、完結おめでとうございます！続編たのしみにしています！応援してます、頑張ってください！ (2021年1月27日 17時) (レス) id: c6014268c1 (このIDを非表示/違反報告)
Silky Love(プロフ) - 続編早くみたいです！楽しみにしてます！！！ (2021年1月25日 18時) (レス) id: 8f0d37e51e (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - このお話すごく好きです！応援しています！続編楽しみにしてます！ (2020年12月17日 16時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞咲優陽 | 作成日時：2020年9月16日 7時
