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完全に思考に入り込んでいた私は突然話しかけられたのでビクッとして振り返る。
「ひ、平野くん」
「ごめん驚かせちゃった？教卓の前で突っ立ってるから何してんのかなって」
驚いた私に驚いたのか、大きく目を開きながら胸をさする平野くん。
平野くんは去年も同じクラスで、一度隣の席になってからそこそこ話すのだ。
「や、何でもない。先生から委員会のプリントもらって、それ見てただけ」
「そうなんだ。何委員だっけ？」
「保健委員だよ」
私が答えると、あっ廉と一緒だ！と言う平野くんの声色が明るくなる。
そういえば二人は仲が良かったんだった。
「廉、ちょっとナルシストだけどいいやつだから！でも何か困らせたら言ってね」
「あはは、平野くんは永瀬くんの何なの」
「えっ友達？」
まるで永瀬くんの身内のような言い回しをするなあと思っての発言だったのに、きょとんとした顔で返してくる平野くんは今年も絶好調のようだ。
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結愛(プロフ) - 突然すみません。以前他の方の小説を書かれていませんでしたか...？久しぶりに来てみたら大好きだった作品がなくなってしまっていて、頼さんをお気に入り登録していたのでもしかしたらと思いまして...。人違いやご不快に思われたらすみません。 (2020年7月23日 3時) (
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作者名：頼 | 作成日時：2019年10月4日 23時
