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なんやかんやで午前中も終わり、お昼も食べて応援席に向かう。
午前最後のプログラムの綱引きのせいで手のひらがちょっとひりひりする。
「A午後暇だっけ」
「うん、何もない」
小林に聞かれて答える。そう、私の出番は全部終わってしまったのだ。
午後は応援合戦の後いくつか競技をやり、最後に学年別クラス対抗リレーを一年から順にやって終わる。
リレーといえば永瀬くんだ。
第一走者、さぞ目立つしさぞかっこいいのだろう。午前中はモヤモヤしたこともあったけど、なんだかんだ楽しみだ。騎馬戦はあんまり素直に応援できなかったし。
応援席につくと数人の男子がいた。
素通りして自分の席につこうとすると、何だか様子がおかしいことに気付く。
よく見ると男子の中心で椅子に座り背中を丸めているのは平野くんで、周りの男子はわたわたと慌てている。
「あ、女子だ！」
そのうちの男子が一人私と小林に気付くと一斉に男子がこちらを向いた。
え、なに。
「ティッシュない？！」
「紫耀鼻血出ちゃって、でも俺らティッシュなくて」
「ティッシュくらい持ってなさいよ」
困った顔の男子に呆れたように言い放つ小林。
平野くんが焦った顔をして視線だけこちらを見上げた。
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結愛(プロフ) - 突然すみません。以前他の方の小説を書かれていませんでしたか...？久しぶりに来てみたら大好きだった作品がなくなってしまっていて、頼さんをお気に入り登録していたのでもしかしたらと思いまして...。人違いやご不快に思われたらすみません。 (2020年7月23日 3時) (
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作者名：頼 | 作成日時：2019年10月4日 23時
