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「なにそれふざけんじゃないわよ！」
翌日土曜日、告白のことを報告すると小林は大声で机を叩きながら立ち上がった。
ガタッと音をたてて机が揺れ、詰んでいた教科書がずれる。
勉強会をしようと家に誘ったけど正解だった。図書館とかにしなくてよかった。
「お、落ち着いて」
「落ち着けるわけないでしょ！永瀬くんのこと一発ぶん殴んないと気がすまないんだけど？！」
モテるからって調子乗ってんじゃないわよ！と荒々しく椅子に座る小林に苦笑が漏れる。
私のために怒ってくれるのは嬉しい、が、いささか感情表現が激しい。
「だって、Aの初めての告白を！一世一代のラブレターを！読めないって！受けとりもしないって！」
「だから、それは永瀬くんにも好きな人がいるからで……きっと好きな人のことでいっぱいいっぱいなのに、私の気持ちで更に苦しめちゃったんだよ」
「知らない！そんなの人の気持ちを無下にしていい理由にはならないから！」
行き場の無い感情を少しずつ外に逃がすように息荒く話す小林。
あははと小さく笑って、ぐっと口の端を引いた。
「でも、もう一回だけチャレンジしようと思って」
私が言うと、小林は目を見開いて急に静かになる。
「……本気？」
心配そうに頬杖をついてそう聞く小林に頷く。
「ここまできたら受け取ってもらわなきゃ」
わざとらしく笑うと、小林も呆れたようにふうと息を吐いて、そうだねと笑ってくれた。
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あー(プロフ) - 本当に面白い作品でした！幸せをありがとうございます！ (2020年5月11日 16時) (
レス) id: 027e812693 (このIDを非表示/違反報告)
kaede0318(プロフ) - とっても面白かったです！あと、借り物競走の時の紫耀くんのお題ってなんだったんでしょうか？？ (2020年4月22日 8時) (レス) id: 71eb8c3baa (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ大好きちゃんのみー(プロフ) - sideとか誰が言ってるのか書いてあると読みやすいです(*^^*) (2020年3月19日 11時) (レス) id: f3c8e2ad49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：頼 | 作成日時：2019年10月21日 20時
