その2 ページ2
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
目覚ましの音がきこえ、目が覚めた
目を開けると昨晩眠った場所と同じ天井。
横を見るとすでにそらるさんの姿はなかった。
キッチンから料理を作っているらしい音が聞こえる
｢まふーご飯できたよ｣
｢…ふぁーい｣
今朝のご飯は…うん、和食
そらるさんの作る味噌汁は絶品なのだ。
｢いただきます｣
時計を見ると午前7時
今日はそらるさんと買い物に行く…予定だったはず
ふたりで｢ごちそうさま｣といい食器を片付ける。
｢10時くらいに出るつもりだからよろしく｣
｢わかりました｣
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目立たないような格好に着替え、駅まで歩く。
今日の買い物は一週間分の食材と足りない日用品だ。
そらるさんと出かけるのは何日ぶりだろう
ぼーっと歩いていると
｢まふっ！！危ない！！｣
ハッと意識を戻すと横から大型車が突っ込んでくるのが見えた。
…そこで僕の意識はプツンと切れた
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目が覚めるとまず見えたのは僕の体からのびる無数のチューブ
横にはそらるさんらしき人が座っている。
ずっといたのだろうか
僕の寝ているベッドに倒れかかるようにして眠っていた。
……………白い天井、無数のチューブ、ベッドの横の人
瞬間、頭の中で同じような光景が流れる。
あれは夢で見た光景だ。
意識を戻し、なぜ自分はここにいるかを思い出そうとした。
確か、ぼーっと歩いていて、そらるさんの声が聞こえて、そして…
自分が大型車にはねられた。ということを理解するのにそう時間は要らなかった。
｢そらるさん…｣
声をかけてもそらるさんらしき人物は起きない。
僕は再び目を閉じた
続く (更新停止中)
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作者名：ゆづ | 作成日時：2018年1月17日 23時
