[ハイキュー!!] 白いはねのからすのコ。

＊ 31 しろいはね *孤爪研磨* ページ33

..迷子になった。

どうしようかな..まあ、クロが探しにきてくれるだろう。

動くなって言われてるし..ここらへんでゲームしとこ..


公園で、クロを待ちながら暇つぶしのゲームをしていたらいきなり声をかけられた。


日向翔陽。

Tシャツを見ると、KARASUNOの文字。

..最終日に試合する烏野高校の子みたい。


バレーの話をしていると、マネージャーの話しになった。


日向 「研磨のとこ、マネージャーいないの？」

孤爪 「..いないよ。翔陽のとこは？」

日向 「いる！！2人も！3年の清水先輩と、1年のA！！」

..名前まで聞いてないし。


日向 「清水先輩はすっごい美女！！Aはなー！かわいい！笑うともっとかわいい！！」

..なんか自慢されてるし。

烏野、すごいな..美女とかわいい子がマネージャーなんて。


孤爪 「すごいね。翔陽は..その1年の子と仲いいんだ..？」

日向 「うん！昨日は髪、乾かしてあげたんだ！！猫っ毛でふわふわでさっ！あ！Aはネコみたい！ちょっと研磨に似てるかも！」


..ふーん、ネコか..

おれに似てる子？..どんな子だろ..

少し興味がわく。


それからしばらく、翔陽と話していると


「...研磨！」


..！この声は..

孤爪 「あ！クロだ..じゃあ、またね翔陽。」


翔陽に手をふり、クロのもとへ行くと
クロの後ろに隠れるように小さな女の子がいた。


...誰だろ..？


少し大きめのを黒いジャージを着た
赤茶色の髪に大きな目、口もとはへの字。

...人見知りなのかな。


すると、

「..確かにネコですね..」

黒尾 「だろ？プリン頭のネコ。Aちゃん、ありがとなー助かった。」

クロがその子の頭を撫でた。


！...Aちゃん..

この子が翔陽が言っていた1年のマネージャー？


黒尾 「じゃあ、またなーAちゃん。」

クロはおれと同じ言葉を言い、その子に手をふった。



黒尾 「勝手にふらふらすんなー。」

孤爪 「ごめん。...クロ、さっきの子、烏野の子？」

クロに聞いてみる。

黒尾 「おう、なんでわかった？」

..翔陽と話してたし。
あと、ジャージにも烏野って書いてた。


黒尾 「羽白Aちゃんだそうだ。お前探すの手伝ってもらった。」


羽白A...しろい..はね？


孤爪 「...烏なのに白い羽なんだ..へんなの。」


おれがぼそっとつぶやいた言葉に
クロは


黒尾 「そうだな。」


となんだか楽しそうに笑った。

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