[ハイキュー!!] 白いはねのからすのコ。

＊ 18 部屋 ページ20

「「ごちそうさまでしたっ！！」」


昼ごはんが終わり、みんなだらだらし始める。


日向 「Aのご飯めっちゃウマかった！！」

田中 「おうっ！！これならすぐ嫁にいけるゼっっ！！！」

菅原・月島 「嫁...！？(ピクッ」

なぜだか、孝支先輩と蛍が反応する。

A 「嫁だなんて大げさですよ..(照」


ふと、外を見ると雨はやんでいた。

(名前 「..あ！雨やんでますよ！」

「「うおっしゃー！！」」

翔陽、飛雄くん、田中先輩がばたばたと外に出て行く。

澤村 「こらーっ！走ってる奴、ダレだーっ！！」


あ、私もボールとってこよ！

急いで自分の部屋へ向かう。

すると、誰かにがしっと手首を掴まれた。


月島 「..外、行かないの？」

A 「あ、蛍！..ボール、取りに行こうと思って..」

月島 「...僕もいく。」


なぜか蛍がついて来るらしい。

しかも、いつまでも私の手首をがっしり掴んでいる。


A 「..あのー、離してクダサイ。」

月島 「...。」


無視ですか...

しかたなく、私は手首を掴まれたまま
部屋に向かうことにした。


部屋の前で、

A 「蛍はここで待っててよ？」

月島 「..やだ。」

..今日、いつにも増してわがままだな。

なんか、小さな子どもみたいでちょっとかわいい。


A 「どうしたの、今日。..いつもよりなんか..かわい((ガチャッ

また私の話しを無視して、先に部屋に入る蛍。

...こらこら。


月島 「はやく入りなよ。」

A 「はいはい。私の部屋ですけどネー？」

はあーっとため息をつき、部屋に入る。

月島 「ドア、閉めて。はやく。」

蛍が睨んでくるので、急いでドアを閉める。

A 「えーっとボールどこだったかな..？」

私ががさがさボールを探していると、


月島 「...ねえ。なんで僕を部屋に入れたの？(ニコっ」

A 「へっ？..なんでって、蛍が勝手に入ったんでしょ！」


すると、蛍の顔が恐ろしい笑顔になった。

月島 「君はさあ、誰でもこうやって部屋に入れるの？例えば...菅原さんとか。」

なぜ孝支先輩？いや、先輩なら入らないでって言ったら入らないだろうけど..

A 「孝支先輩？..え、いや、うーんどうだろ...」

月島 「入れるの？入れないの？」

...恐い。

A 「い、入れないですっ！」

月島 「じゃあなんで、僕は入れたの？無防備すぎじゃないの？」

A 「え、蛍は大丈夫でしょ？幼なじみだし..」


一瞬、蛍の顔が真顔になった。

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