サングラスと獅子と…。 (ページ24)

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『みんな色々あったんだね…教えてくれてありがとう有剣』

小｢ん、良いって事よ〜 Aちゃんの為ならな〜んだって｣

司｢おい、もう良いだろ｣

有剣の言葉にイラついた様子の司。

司｢A、行く｢お待たせ致しました〜｣｣

少しピリついた空気の中、店員さんがドリンクを運んできて
救われた気がした

『ま、まあ！折角頼んだんだし飲んでいこうよ！』

司｢はあ、頼んでたの忘れてたわ｣

小｢およよ Aちゃんナイス〜。まあさ、そんな怒んなって笑 Aちゃんもそうしたがって訳だしよ｣

『……わ、わ〜美味しそ〜！』

この状況をどうにかしたくて、ついなんか小さくて可愛いやつみたいな事言っちゃって恥ずかしくなった。

司｢そうだな｣

小｢Aちゃんの美味しそ〜一口ちょ〜だい｣

『！いいよ』

司｢おい、やめろ｣

小｢冗談だって〜笑ほらほらそんな怖い顔すんなって。｣

私のせいでもあるのにまた空気がピリついて
2人の事は普通に恋愛感情抜きでも好きなのに正直帰りたかった。

有剣はあまり感情を出さないタイプなのかずっと変わらない感じだったけど

司は終始あまり機嫌が良くなさそうだった。

まあ何とか飲み終わってお店を出ると辺りは暗くなっていた。

小｢じゃ〜俺とAちゃんはこっちだからさ〜｣
そう言いながら私の手首を掴む有剣。

司｢小田島、俺は今日Aに用があってきたんだわ。ほらそれ、離せよ。｣

小｢ええ〜？聞こえねえなあ〜｣

司｢はあ？｣

『あ、あの2人共！私この後用事があるの！だから…またね！今日は2人共ありがと！』

有剣の手を振り切って適当な嘘ついて走る。

2人には本当に悪いけど…
でもあそこにずっと自分が居てもあまり良くないだろうから

ごめんね…