サングラスと獅子と…。 (ページ18)

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そのまま校舎内に入っていくと
あ、本当に全員スキンヘッドなんだ…

洋介君から鳳仙の事は聞いてて、鳳仙は幹部以外は全員スキンヘッドで、後は…なんて言ってたっけ？まあいいや

例のスキンヘッドの人達が有剣を見るなり両端に分かれて頭を下げて挨拶してる
任侠映画にありそう。笑

その中を私なんかが通っても良いのかな…

なんとも言えない気持ちで手を繋いだまま通り抜けると有剣の言ういつもの道場へ。

わ、こっちにもスキンヘッドの人達居る…
本当に来てよかったのか…怖くなって隠れる様に有剣の後ろに立つ。

小｢お〜いお前ら〜連れてきたよ〜｣

有剣の一言でスキンヘッドの人達が一斉に頭を下げて挨拶してて
そうすると奥には髪の毛がある人が数人見えた

小｢およよ Aちゃん怖がらなくて大丈夫だよ、あいつらには言ってあっからよ。あ、でもそういうAちゃんもかんわい｣

私にだけ聞こえる様にそう言ってくれて手を引かれながら真ん中へ。
スキンヘッドの人達は道場から出ていった。

仁｢お〜！これがお前の言ってたAか！｣

沢｢小田島に連れてこられたんでしょ、大丈夫だった？｣

志｢なーに手ぇなんか繋いでんだよお前｣

上｢話なら小田島から聞いてる。よろしくな、A｣

『あ、よ、よろしくお願いします！皆さん、今日は…お邪魔します…』

小｢そうですこの子がAちゃんで〜す、ね？可愛いでしょ？｣

志｢ったく笑こいつ最近ずっとお前の話しかしてねえんだよ笑｣

えずっと？一体どんな話してんのよ…
って事は多分自己紹介はしなくても皆分かってるんだろうな

沢｢そんな緊張しなくて大丈夫だよ｣

仁｢そうだA！俺らは殺し屋鳳仙だけど何も怖くねえからな！今日は楽しんでけ！｣

上｢おい、余計ビビらせてどうする笑｣

確かに殺し屋鳳仙ってのもそういえば洋介君が言ってたけど
こうして話してみると皆気さくな感じで優しいし安心した

小｢ね〜ちょっとお前らAちゃんと話しすぎ〜｣

志｢お前が連れてきたんだろうが｣

小｢だってお前らにAちゃん紹介したかったんだもん〜｣

繋いだままの手を少し上に上げて振る有剣。
恥ずかしい笑
みんな軽く呆れたような顔してるし…笑

上｢おい、あまりAを困らすんじゃねえぞ小田島。｣

仁｢そうだぞ小田島！まだ付き合ってもねえんだろう？！女を困らすんじゃねえぞ｣

小｢わあってるよ、Aちゃんとはこれからゆーっくり進んでくの｣