サングラスと獅子と…。 (ページ13)

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司ページ13

この後も皆と話して更に仲良くなって。

気付けば夕方で帰ろうとすると｢A、俺が送ってっても良いか？話足りなくてよ｣って言われて一緒に帰る事に。

まさかそう言って貰えると思ってなかったからまた緊張状態に。
それが原因か分からないけどなんだかお腹が痛くなってきた。

焼きそば美味しかったな…
ていうか本当に授業とか無いんだ…

司｢A、どうかしたか？｣
校門を出てぼやぼやと考え事をしてしまってた。やっぱ司君は何でもお見通しなんだな。

『え？ううん！』

司｢にしてもまさか今日Aと会えるとはな。一昨日楓士雄が嬉しそうに話してたよ、Aが戻ってきたってな。楓士雄が連れてきて驚いたよ笑｣

『う、うん！昨日楓士雄が誘ってくれてさ、来て良かったよ』

司｢なあ、Aお前どうしたんだ？さっきと様子が違うじゃねえか。…まさか、緊張してんのか？笑｣

あーやっぱりバレてた…司君は昔からいっつも私の気持ちに気付いてたな…

『う、うん…やっぱ…わかるよね？』

司｢当たり前だろ？毎日の様に一緒に居たんだからAの事なんて分かるよ笑今も変わってねえみたいで安心したよ｣

『司君…』

司｢それからその司君ってのも辞めろよ、そりゃあん時はそう呼んでただろうけどよ、今はもうガキじゃねえんだから笑司で良い｣

『つ、司…？』

司｢ん？｣

呼び捨ては慣れてなくて恐る恐る呼ぶとん？って私を見てくれて。

それは反則だ…

そうだった、緊張してた理由って司く…司が私の初恋だったからだ。

他県の時は彼氏が出来たりしたけど結局は…
司と再会したらあの時の気持ちがまた私の中に蘇った。

司｢ふっどうしたんだよ笑｣

司の私を見る表情が凄く優しくて。でも昔からそんな所も好きで

いつも冷静で私の事を守ってくれて、他の皆も守ってくれたけど、司が守ってくれてる時は凄くかっこよかった。

1人で心細かった私をいつも元気にしてくれた司。