空と合否 ページ7
黒から藍へ、赤みを帯び藤色に。柔らかい光が大空を包めば、晴れ渡る空は目に眩しいほど透き通った空色へと変化した。
「ふむ、もうここんな時間か」
とある宿の一室。
秋に入ったとはいえまだ暑さが残ると言うのに黒の長袖に身を包んだAは朝日が登りきる前にカーテンを締め切ってしまった。
「にしても、そろそろ合否の通知が来ても可笑しく無い頃なんだけどなー？」
そう言うとAはいつもの朝の日課を始めた。
やかんに水を入れてコンロに置き、点火したAはキッチンの上にある備え付けの棚を開け、数秒悩むと何かの袋を取り出した。
「今日はティーバッグでいいだろう！」
どうやら取り出した箱は紅茶のティーバッグが入った袋の様だった。袋を開けるとふわりと香りが香る。
カタカタとやかんの蓋が音を鳴らす。やかんが勢い良く湯気を吐き出した。
とぽとぽとカップにやかんから沸騰したお湯を入れてティーバッグを入れる。
タイマーを３分にセットしてカップの上に蓋を乗せた。
「…」
タイマーの音が響く。カップの蓋を開けるとふわりと、紅茶の香りが強く香る。Aは紅茶を一杯飲みきる。ゆっくり瞬きを一度すると、瞳にゆらりと時計が浮かぶ。もう一度瞬きをすると瞳の時計はもう跡形も無く消えてしまった。
そのままAはクローゼットから服を取り出す。
黒いハイネックに茶色のズボン。オリーブ色のロングカーディガンを羽織って、何時ものサングラスとキャップを被る。最後に黒のショルダーバッグを手に取るとAは部屋の扉を開ける。
二階の一番前の角部屋Aが借りている部屋で、一階の受付がある玄関ホール＿＿＿＿といっても個人経営のこじんまりとした宿なのでそこまで広くも無く、華美なわけでも無いが＿＿に繋がる階段が一番近い部屋だ。
「Aさん、軍から手紙が来ましたよ」
階段を降り、外に出ようとすると受付に座っていた人の良さそうな男がAを呼び止めそう言うと手紙を渡された。
「ああ、ありがとうございます」
Aはそう言うと手紙を受け取り、懐に入れて再び歩き出した。
宿から出て、近くにあった飲食店に入る。スタッフに案内された席について、パスタを注文すると懐に入れてあった手紙を取り出す。
そして、Aは手紙を開けて＿＿＿＿＿
続く (更新停止中)
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さくさくサック - やばい！はまった 更新がんばってください！応援しています！ (2019年1月17日 20時) (
レス) id: 9b6220ac64 (このIDを非表示/違反報告)
まる - ご本人様方には関係ない、当然ですよね。そのご本人様方に迷惑がかからない為のルールです。ちゃんと守りましょう (2018年12月28日 13時) (レス) id: a6c0a497d7 (このIDを非表示/違反報告)
まる - それでなくとも違反作品が溢れかえっているんです。これ以上違反作品を増やさないで下さい (2018年12月28日 13時) (レス) id: a6c0a497d7 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消されてる行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月28日 13時) (レス) id: a6c0a497d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふつうの人類 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月28日 11時
