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呪いの宝石（弟/140） ページ38
己の髪と同色の結晶を摘まむ。
報酬の一つとして入手し、直ぐ換金しようと思っていた筈のそれは未だ弟者の元にあった。
気味が悪いから捨てろと兄者に言われたがそんな気など微塵もなく。
他に誰も居ない薄暗い部屋に赤い影が浮かぶ。それは若い女の姿で。
ずっと微笑んでいてほしい。ただそれだけだった。
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呪いの宝石(弟/140字ss)
https://shindanmaker.com/758369
180918
缶コーヒーの午前一時（兄/140）→←みどりの指（おつ/140）
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作者名：なまくら | 作成日時：2018年8月15日 22時
