不思議の国2 ページ4
そしてありがとうございますと慌てて彼にお礼をいうと…
?「もうっ。びっくりしちゃったわっ!まさか
軍議の最中に女の子がおちてくるなんて
。」
そういって黒髪の人の後ろからぴょんっと出てきたのは長い髪をうしろで束ねている人だった。
見た目は立派な男の人みたいだけど、口調が女の人みたい。
?「まさかお前も化学の国から落っこちてき
たのか?」
またその後ろから派手な色の髪をしたやんちゃそうな男の人が私を覗く。
弓月「化学の国?」
言ってる意味がよくわからず、首を傾げる。
?「そんなの、きくまでもなく明白じゃない
か。月の裏側から落ちてきたんだから、
化学の国の住民に決まってる。…そこの
アリス同様にね。」
精巧につくられた人形のように美しく、なんかプライド高そうな男の人が向けた視線の先をみると…
アリス「きっとそうだと思う。はじめまして!
アリスです。よろしくね!」
ふわふわの髪をして、鈴の音のようにかわいい声をした女の子がにこっと笑う。
弓月「は、はい!よろしくおねがいします!」
自分以外に女の子がいたこと、そしてあまりのかわいさに感激しながらもこたえた。
弓月「あの、ここってどこなんでですか?私
さっきまで穴の中をおちてて気づいた
らここにいたみたいなかんじなんです
けど。」
たくさんのスイーツが並べられた長テーブルのサイドをかこむように植えられた薔薇達が風にのり、うっとりするよないい香りを運んできた。
月の光が照らすこのうつくしい庭園に知らずのうちに見とれてしまう。
アリス「ここはね、クレイドルっていって、
私達の住んでた世界とは違って魔
法が発達した国なの。だから、不思
議の国とも言われてるんだよ。」
弓月「魔法っ?じゃあここにいる人たちは皆
魔法が使えるんですか?」
アリス「皆ってわけじゃなくてね、生まれた
時から使える人もいるけど、ほと
んどは魔法石って言うのをつかっ
て生活してるの。」
弓月「あ、そうなんですか…」
(___なーんだ。)
思い切りがっかりしてしまうとアリスさんは見かねて わたしもおなじこと思った と、笑った。
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。。 - オリジナルフラグ外してないから違反報告しまーす。注意されても直さない貴方が悪いしねー (2019年2月7日 21時) (レス) id: 8099c9656f (このIDを非表示/違反報告)
。。 - オリジナルフラグ外して下さい違反です。 (2019年2月7日 6時) (レス) id: e0068dd1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪猫 | 作成日時:2019年2月7日 5時