検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:7,746 hit

始まりは爆音と共に。 ページ5

.



今日は平日。


昼休みに何処かへ食べに行く社会人の群れが出来ている交差点。


その真ん中で、体を震えさせながらゆっくりと歩く、男が一人。


周りもおかしいと思い、避けて行く。



「______大丈夫ですか?」



見ていられなくなった女性が声をかける。


次の瞬間、悲鳴を上げた。


「キャアアァァァ‼‼爆弾よォッ‼‼」


その瞬間、人々の視線が男を向く。


男は身体中にコードを巻いていて、腹には一回りにズラリと爆弾を巻きつけていた。


「キャアアァァァ!」

「どけ!」

「逃げろ!!」


パニックになりながら、男から距離を取る人々。


車に乗っていた人も車を置いて逃げて行く。


残ったのは、男と、最初に男に声をかけた女性。



「…貴方はそれを望んでつけたのか?」



女性が声をかけた。


男は震えながら叫んだ。


「そうだ!街中で爆発が起これば、被害が出れば、警察は何もしない役立たずだと呼ばれる!」


「…成程、警察への怨恨か。しかしもうそれも出来ないのでは?ここには私と貴方しかいなくなった。もう爆発しても被害は最小、この位置なら周りのビルも巻き込めない。」


冷静に考えている女性。


その落ち着き様は異常とも言える。


しかし、パニックになっている男は気付かない。


「もう遅い!俺には止められない!」


次の瞬間、ベルトのようになっている爆弾が外れた。


男が女性を見ると、女性は小さな刃物を持っていた。


女性は男と爆弾を素早く離し、爆弾から距離を取る。


「走れ!」


男はフラフラと立ち上がりながら離れようとする。


その時だった。


いきなり爆弾が誤作動を起こしたように音を立てた。



______ピピピッピッピッピピピッ!



「ッ!?早く走っ___________」






.







.








______ドオオォォォン!!!








*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
118人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 最強 , 転生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

御夜(プロフ) - 有難うございます!古都月兄妹は完全オリジナルなので不安だったのですが、そう言ってくれると嬉しいです! (2018年5月7日 22時) (レス) id: 7d87b2f17e (このIDを非表示/違反報告)
姫歌(プロフ) - とても読んでいて面白いです!自分の好きなタイプの小説で一気に読んでしまいました。古都月兄弟の会話とかもホント面白いので、これからの更新とても楽しみにしてます! (2018年5月7日 22時) (レス) id: 615f42e683 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:御夜 | 作成日時:2018年4月21日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。