黒い魔石の正体とは… ページ46
芸術祭まで残り1週間となった。
学園の生徒達は、せっせか芸術祭の準備を進めている。
それは、Aも同じであった。
貴「空馬〜、水鉄砲と腕輪の件どうなった?!」
空「あと、3日後に出来上がるそうです」
貴「3日後か〜!その間、暇だな!」
空「失礼ながら、いつもお嬢様は暇でいらっしゃると思いますが…」
貴「うっさい!!それは( ̄b ̄)シーッ!」
と寮で会話をする2人。
すると、空馬が何か思い出したようで…
空「お嬢様、あの黒い魔石についての調査が終了したそうです。詳細はこちらの紙でございます」
空馬は、Aと国見がクエストで拾った黒い魔石を調べていたのだ。
貴「どれどれ〜?」
Aは、調査結果の紙を見ると眉間にシワをよせていた。
貴「何この内容…。人工的に作られた服従用の魔石って!!」
空「私も目を疑いましたが…どうやら事実のようです」
貴「危害を加えない魔物や動物は保護をするのがこの国の決まりなのに!!!無理矢理、暴れさせるなんてありえない!!!」
ダンっと机を叩くA。
いつも見られないAの姿に空馬は少し驚いていた。
貴「空馬!この書類は今すぐ、姉様の所に送ってちょうだい!」
空「かしこまりました」
貴「私は、外の空気を吸ってくるから!!!」
そう言って、Aは寮の外に出た。
風がAに程よく当たる。
貴「なーんか、嫌な予感がするような…気がしなくもなくもない!」
国「どっちだよ」
貴「国見!?なんで居んの?!」
国「クエストの時に拾ったあの石について教えに来た」
貴「あら〜、わざわざどうも〜!」
国「おばさんかよ…ってか、これ」
そう言って書類を渡してくる国見。
Aはその書類を受け取る
国「まぁ結果からいうと、服従魔法を使う奴が居るってこと」
貴「……服従魔法か…聞いたことない魔法だね!」
国「ぶっちゃいうと、相当な手練だと思うよ。あんまり深追いはしない方がいい」
貴「なるほどね!!これは、学園長に提出でもするの?」
国「決めてない。提出はしないつもりだけど…」
貴「そっかー!!国見、教えてくれてあんがとね!!」
国「お前、伝えないとうるさそうだから」
貴「分かってんじゃん!!あっ!暇?!ウチの寮でお茶でもどう?」
国「俺も忙しいから、そんな時間ねーよ。そんじゃ」
国見はそう言って、魔法を使って帰って行ったのだった。
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ララ(プロフ) - 紗羽さん» ありがとうございます!!ゆっくり更新していくのでよろしくお願いします!! (2021年1月18日 0時) (レス) id: b63439c05c (このIDを非表示/違反報告)
紗羽 - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (2021年1月17日 13時) (レス) id: 085887ce4b (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 無気力なおバカさん» 面白いって言って頂きありがとうございます!!眠い時はいつでも寝ましょう!!← 更新はちょくちょくですがよろしくお願いします!! (2021年1月17日 1時) (レス) id: b63439c05c (このIDを非表示/違反報告)
無気力なおバカ - すんごくおもしろいです!!続きが気になりすぎて夜しか寝れません!← これからも更新頑張って下さい! (2021年1月17日 1時) (レス) id: 9900cccf42 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 林華さん» コメントありがとうございます!!面白いと仰って下さり本当にありがたいです。更新はちょくちょくですがよろしくお願いします!! (2021年1月17日 0時) (レス) id: b63439c05c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリー x他2人 | 作成日時:2020年11月15日 11時