その子、王族ですよ【HQ】

保健室にいた美女 ページ4

F寮はとても広々としていて、Aのテンションはhighになっていた。

貴「やったね！！私の家よりは小さいけど、ここ全部私の家って事だよね！！こんなに広いんだったら空馬を連れて来ればよかった！！」

空「私ならここに居ますよ。Aお嬢様」

貴「空馬！？！なんでここに居るの！？」

空「旦那様から頼まれまして」

空馬(空馬玲麻)とは、Aのお供兼お世話係である。魔法は空間魔法を使うため非常にレアな魔導師なのだ。

貴「父様は何て言ってたの？！」

空「旦那様は…」

聖「空馬、A1人だけでは心配だから付き添いとして寮に居てくれないか？あの子は誰に似たのか好奇心旺盛すぎて手に負えないから」

空「と、申しておりました。では、これからよろしくお願いしますね」

というわけで、寮の模様替え中だ。空馬の空間魔法でAの部屋にあった物をある程度置いた。

貴「よし！模様替えも終わったから探検しようよ！空馬！！」

空「私はこの寮から出ることは出来ませんので一緒に行く事はできません。」

貴「ちぇー(・ε・｀*)じゃあ、1人で行ってきまーす！」

空「お気をつけて」

Aは寮を出て校内の探検し始めた。まずAが行った場所が保健室だった。なぜ保健室なのかというと…

咲「いい？A、探検するならまずは保健室を探した方がいいわよ！後々、ガーディニング部屋も行くといいわ( *´꒳`*)」

と母親の咲海から言われているのだ。保健室に着いては中に入り、辺りを見渡す。Aは治癒魔法も使える為、1度は行った方が良い場所なのだ。

「えーと…保健室に何か用事かな？」

貴「( ﾟдﾟ)ﾊｯ!あの、私、今日入学して来たんですけど！」

「あ〜、新入生の子なんだね、私は3年の『星蘭の妖精』所属の清水潔子。よろしくね」

貴「最下級クラスの四宮Aです！よろしくお願いします！」

『星蘭の妖精』とは、この学園内の5つのチームの１つである。主に治癒や花の魔法などの穏やかな感じの魔法を使う者などが多いのがこのチームの特徴だ。

潔「私の魔法は水なんだけどね、回復魔法に回る事が多いからこのチームなんだ」

潔子は自分の魔法について教えてくれた。Aは( °△°)という顔で聞いていた。

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