その子、王族ですよ【HQ】

吟音と雑談 ページ23

祖父の琥珀への挨拶も終わりAは自室に戻ろうとした時、後ろから声をかけられた。

吟「A」

Aは後ろを振り返る。声の主はAの姉である吟音であった。

貴「姉様！！」

Aはすぐさま吟音に抱きつく。

吟「おかえりなさい、A」

貴「ただいま！！あのね、姉様に話したい事が沢山あって！！」

吟「ここじゃあれだから、私の部屋で話しましょ」

貴「うん！」

2人は吟音の部屋に行った。

in吟音の部屋

吟「それで、色んな事って何？」

貴「あのね！私、チームに所属したの！」

吟「どこのチーム？」

貴「『星蘭の妖精』って言うチームなんだけどね！副マスターの清水潔子先輩がとーっても優しいの！！」

吟「あら、清水家の潔子ちゃんね。あの子、とっても綺麗よね」

貴「そうなの！！もう女神だと思うくらい！！」

吟「ふふっ…そうね」

貴「あと！少し生意気でなんか腹立つ同じチームでパートナーになった国見って奴がいて…」

吟「国見家ね、それで？」

貴「牛島家の長男がめっちゃ腹立つ言葉言ってきてね！！」

吟「うんうん」

と数十分ほどAの愚痴が続いた。吟音は適当に相槌をうっていた。

貴「あ、それとね黒尾家からパーティーの招待状を貰ったんだけど」

吟「へぇ〜…Aだけ貰ったの？」

貴「いや、他の人にも配ってたよ」

吟「そう…ならどうしましょうね。四宮家っていう名前で行ってきたらどうかしら」

貴「えっ！？だって私、社交界デビューなんてまだだよ？！」

吟「良い機会じゃない。これを機に１回社交界の体験をしてくればいいのよ。王族で出るわけじゃないんだから」

そんな事を言う吟音に驚くA。

貴「(；´-｀)ｳｰﾝ、困ったな〜」

吟「だったらお母様とお父様に相談してみることね。私はその日はクエストがあるから何も出来ないし…」

貴「そうだね！！母様と父様に相談してみる！！」

Aはそう言って勢いよく立ち上がり吟音の部屋を出た。吟音は紅茶を飲みながらその様子を見て…

吟「全く…もう少し静かに扉を開け閉めしなさいっての……。ま、久しぶりにAの顔が見れて良かった(*´¨`*)」

両親に相談＆従弟登場→←自宅に到着！！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す