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そんなこんなで始まった最後の戦い。
正直、零くんは明らかに劣勢だ。
このゲームは加点制で、お互いにダーツを投げて当たった数字の相手のカードをみれる、というルールだ。
1,2回戦では2本、3回戦目では3本の矢を投げられるらしい。
・・・零くんは、ダーツをやったことがなかった気がする。
おかげで、なかなか思った場所に矢が飛んでいなかった。
一回戦の後攻───つまり、零くんの攻撃が終わった時点で、41-22。
峰子さんとの差は、圧倒的だった。
そこに、黒服の黒田さんが入ってきて峰子さんに何かヒソヒソと話しかける。
峰子さんは、それを聞くと明らかに様子がおかしくなった。
「セイギさん」
「あ？」
「峰子さん、様子がおかしくないですか？」
「あぁ。今あの黒服がなんか言ってから何か動揺してるみたいだな。」
そして、黒田さんはそのままミツルさんの車椅子を引いて、ミツルさんを外へ連れて行こうとする。
「少し外の空気を吸いに行こう。
あと、お前。AA。お前もついてこい。
───お前がこの車椅子を引いていけ。」
その言葉に、もともと大きい目をさらに開く峰子さん。
「Aに何をするつもりですか。」
「いーや？ただ浮かない顔をしていたから外の空気を吸いにいけばいいと思っただけだ。」
「そんなの嘘だ。A、いかなくていいから、」
零くんはそう言うけど、峰子さんの動揺の仕方からして、今は向こうの言うことを聞かなくちゃいけない気がして。
「大丈夫だよ。零くんは、ここで戦ってて。
それにほら、セイギさんもいるんだし。ね？」
「･･･終わったら、すぐそっちに行くから。待ってて。」
･･･黒田さんの目的とは、一体。
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ローズパーナ(プロフ) - またお話が読めて嬉しいです！更新頑張ってください (2020年8月23日 16時) (
レス) id: 5a7dd75047 (このIDを非表示/違反報告)
猪谷萌(プロフ) - この番外編も見たいです！頑張ってください！応援してます！ (2019年7月18日 12時) (レス) id: 0c8bb4e7e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん - 終わり方最高です！ (2019年2月9日 0時) (レス) id: cfad8bd8ff (このIDを非表示/違反報告)
熊人-ゆうと-(プロフ) - 完結、おめでとうございます!!この作品、好きでした!! (2019年2月8日 0時) (レス) id: f6b0d69d01 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - Blueheartさん» 質問ありがとうございます。知り合いというか、Twitterで相互なのでたまにお話してもらっています(^^)優しくて尊敬するばかりです・・・！ (2019年2月4日 15時) (レス) id: 6d0cd6d83e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ
| 作成日時：2018年9月17日 14時
