あなたを信じて . 2

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───しかし、小太郎はそんな零くんの助言が気に入らなかったらしい。


クイズを不正解にして、3ポイントDownさせた上に

零くんのターンを飛ばしたのだ。




わたしは思わず、それに対抗した。



「零くんのターンは飛ばさなくてもいいでしょ･･･？

まさか、ビビってるの？」




その言葉にすかさず反論する小太郎。





「はぁ？何言ってんの？

ルールはルールだよ。助言したゼロが悪い。」


「･･･クイズは平等なんじゃないの？」


「うるさいな！

これ以上僕に歯向かえばAもあそこの台に括り付けるぞ！！」




それを聞いた零くんが、やめろ！と急に声を出した。





「Aだけは･･･やめてくれ」


「でも、」


「良いんだよ。良くないけど･･･

Aがここに来たら、それこそ俺は自分を見失う気がする」






そこまで言われると、もう何も言えない。

あくまでも、わたしは零くんのために行動している。

────零くんのために生きているようなもの。





「･･･ごめんなさい、クイズを続けてください。」



「オーケー。じゃあユウキ、パネルを選んで。」

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