38話 断る事 ページ39
洞窟に響き渡る
金属音とよく通る声の主は
まだ20歳半ばくらいだろう
それは良いのだが…こいつ
「大人しく僕とやってくれるのなら
他の二人を返してあげるのに…」
かなりのド変態であった。
*
手慣れの暗部12人を
一瞬にして幻術にかける
見た目以上に手強い相手だ
俺はけしてその
幻術を解けたんじゃない
最初からかけられていなかった
「香りで分かるよ…君経験はあるんだね」
この
怪しい笑みを浮かべた男に…。
*
「…ッ、はぁ…はぁ」
体術はからっきしの俺は
数分間の運動で簡単にバテる
そんな俺を満面の笑みで見下ろす
この男はやはり変態だ
見上げる形で
視線を上にあげるとつまらなそうに
刀をしまっているあいつ
「…どうせだったら 僕の腕の中で
息を切らして欲しかったよ」
何気に美男子だから腹立つのもあるが
それよりもこの男
忍術の性質数が多すぎる
最初、暗部に使った広範囲幻術
次に俺の水遁をかき消した火遁
そして今 俺の四肢に絡まる土
どうやら洞窟もこいつの土遁忍術で
作られているようだ
そしてトラップに使われていた
放電式のオリジナル札
この時点で常人の域を越えている
「お前、
…チャクラ性質を
一体どうやってここまで…」
俺の問いに「ああ、気づいた？」
と静かに話出す男
「僕の力は特別…
幻術をかけた者のチャクラ性質を
一時的に自分の物にできる」
なるほど…それであれほどの
だが深く考えている時間も与えない
「……ッ！？」
次の瞬間冷たい何かが耳に触れ
思わず顔をしかめる
「…これだけ教えてあげても
君は僕の気持ちを受け止めてくれないんだね
視線が冷えているよ」
その声におもわず
「当たり前……だろ…っ」と切れ切れに呟く
そして返された言葉は
心底呆れている
「君 僕の事探し回る為に
情報収集したんじゃないの？
どうせ、その時に…」
「それとこれとは違う！」
反発に首をかしげる男に
変態以前に天然か…？？
等と余計な事を思い付く
軽く精神が崩壊してきているのが
自分でも分かってきた
そんな俺にはお構いなしに
また 話を再開させている男
「同じでしょ…？
…僕は君の事に興味あるだけだよ」
切なそうにそういう男だが
「…いや 根本的におかしいだろ
いきなり僕と寝ようよ
って言われて良いよって言う…んっ」
言い終わらない内に言葉を遮られた
冷えきった室内の灯りが
やけに暖かく見えた…
ラッキーアイテム
お前に…天才だと…言われたからだ…
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
☆超ラッキーキャラと術☆
自来也 スケベの本能
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ヨウ★(・^・)(プロフ) - ミラクさん» 面白いだなんて…！ありがとうございます！！はい！ミラクさんのお話も読ませて頂きます！コメントありがとうございました☆ (2016年11月1日 17時) (
レス) id: df01a4a4ea (このIDを非表示/違反報告)
ミラク - 初コメ失礼します！この作品とてもおもしろいです！これからも楽しみにしてます♪私も小説書いているのでぜひ見に来てくださいね！タイトルは勇気の狐火です！ (2016年10月30日 15時) (レス) id: 0d1bd762a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨウ★(・^・) | 作成日時：2016年9月3日 12時
