31話 探し出せ ページ32
「……ハッ…ハッ……うわあっ！」
長い廊下を無我夢中で
走っていると突然つまづいた
イッテー、と顔をしかめて
前を見ると腕を組んだ偉そうな女が立っている
「ここは病院だ、走るな、騒ぐな！」
ぶっきらぼうにそう言うこいつに
お前の方がうるさい
と言おうとしたが
鋭い視線に思わず黙りこむ
医師かなにかなのか
真っ白な白衣に聴診器を首から下げているこの女は
オレとそう歳も変わらないだろうに
雰囲気が大人びていた
緑色の瞳が一瞬頭をよぎったが
すぐに用事を思いだし消えていく
そして急いで立ち上がり
目の前の女に問う
「なあ！ Aの兄ちゃん知らねーか！？
ここで働いてた人だってば！」
その問にこの女は
「ああ、知っている」とだけ答え
オレに背を向けて歩き出した
その態度に
「教えてくんねーのかよ！？」
思わず上げた荒い声
けれどそれに返ってくるのは冷たい返答
「今は忙しいんだ
それに…君がそれを知ってどうする」
「……それは…」
最後にあったのは波の国に行く荷物を
整えていた時
部屋で任務の話をしたときだった
そこから一週間
何の連絡もなかった
火影のじいちゃんに詰め寄っても
さあな、で済まされ
カカシ先生に聞いても同じような返答だった
それが何だか嫌な感じがして
こうして探し回っている
単なる『勘』なのだが
心配なのだ
やっと広がってきた
『繋がり』だから…
「…ガキの勘なら話す気も無い
とっとと帰んな」
その言葉にムッとして
「教えてくんねーなら自分で探す！」
といいあいつを追い越した
その瞬間
「うわっ！……離せっ…てばよ…！」
いきなり襟首を掴まれ
前に進めない
「…頸椎に傷…
あぁ、君この前
院長に骨、折られた子か」
「へ……」
その口調に声が
ついこの前の記憶が蘇る
『…処置が早くて良かったな
骨はどこにも入り込んでいない
一部の頸椎と脊椎の初めが折れているから
集中治療で
全治三ヶ月ってとこだな』
「あああああ！！お前、あんときの……」
それは病院に連れていかれた時
オレの手当てをしてくれた女だった
「それで、院長か…
探し回るのはいいが あの馬鹿の事を知ってるのはここでは私だけだ」
「本当か！！ じゃあ教えてくれってばよ」
やっと見えた希望の光は
「やーだよ」
あっさりと消えていく…。
ラッキーアイテム
お前に…天才だと…言われたからだ…
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
☆超ラッキーキャラと術☆
自来也 スケベの本能
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ヨウ★(・^・)(プロフ) - ミラクさん» 面白いだなんて…！ありがとうございます！！はい！ミラクさんのお話も読ませて頂きます！コメントありがとうございました☆ (2016年11月1日 17時) (
レス) id: df01a4a4ea (このIDを非表示/違反報告)
ミラク - 初コメ失礼します！この作品とてもおもしろいです！これからも楽しみにしてます♪私も小説書いているのでぜひ見に来てくださいね！タイトルは勇気の狐火です！ (2016年10月30日 15時) (レス) id: 0d1bd762a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨウ★(・^・) | 作成日時：2016年9月3日 12時
