27話 懸けて ページ28
「……うう…サスケ…くんっ」
口を開くものは誰もいない
ただ 小さな命が燃え尽きていくのを
見つめるだけだった。
だが
『…これは一族の問題だ
アンタは関係ない…』
…そうも 言ってらんねーよな
*
小さな手首から弱すぎる
血液の流れが感じられる
けれどそれは『動いている』
と言える強さでは無い
この調子で弱まり続ければ
やがて生命を失う
影から平和を支える名も無き者
本当の英雄が残した
大切な小さき命
自分の汚名
自らの身分を失ってでも…
その大切な弟に
希望の道筋を照らし続けた兄
そんな未来があるのに
ここで終わるにはもったいないだろ？
……サスケ。
これが今の俺に出来る
精一杯の恩返し
平和を残した
お前の兄への……
次の瞬間
暖かい緑色の優しいチャクラは
サスケの身体を包み出し
弾き出された千本が カランと
音を立てて地面転がる
何度も途切れるチャクラを
必死に繋げる
一生懸命に祈るよう
サスケの手を握るサクラの姿が
幼い少女を思い浮かばせた
平凡な生活でも良かったのに
危険な戦場に赴く理由も
必要もなかった
けれどそんなわけには
いかないのだと
傷つく人々を少しでも
救いたい
純粋でまっすぐな少女は
そう願い続けた
だからこそ
中途半端に諦めたくなくて
かっこ悪い所は見られたくない
互いの想いは同じ
ただ目の前の人を『助けたい』
だから俺は
この道を選んだのだ…
もう誰も
失いたくなんか無かったから…
*
「…お前と他の場所であってたら
友達になれたんだろうな…」
同じ痛みを知る者同士
気づけばそう言っていた
クナイを握り締め
一直線にあいつの方へ向かって走り出す
振り上げたクナイが
あいつに当たる瞬間
オレの手首が掴まれた
「…！？」
突然の事に驚きを隠せない中
静かにあいつは告げた
「すみません、ナルト君
今 君に殺されては困ります！」
「えっ」
思わず漏れた声に
返事をしてくれるあいつは
いなかった
向かったからだ
道具として
最後にあいつの盾になるために……。
ラッキーアイテム
お前に…天才だと…言われたからだ…
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
☆超ラッキーキャラと術☆
自来也 スケベの本能
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ヨウ★(・^・)(プロフ) - ミラクさん» 面白いだなんて…！ありがとうございます！！はい！ミラクさんのお話も読ませて頂きます！コメントありがとうございました☆ (2016年11月1日 17時) (
レス) id: df01a4a4ea (このIDを非表示/違反報告)
ミラク - 初コメ失礼します！この作品とてもおもしろいです！これからも楽しみにしてます♪私も小説書いているのでぜひ見に来てくださいね！タイトルは勇気の狐火です！ (2016年10月30日 15時) (レス) id: 0d1bd762a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨウ★(・^・) | 作成日時：2016年9月3日 12時
