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14話 サスケ ページ15

憶測でも推測でもない


ただ オレの中の何かが
気にくわなかった


そんな感情だけの台詞




『アンタ……本当にナルトの血縁者か』





『ナルトには……内緒にしててくれよ』






残ったのはただひとつ





何故 嘘をついてまで奴に
ナルトの側にいるのか






『おい、それって……』

『じゃ! 信じてるから』






どうして オレを信じのか





返された答えの疑問だった。







*

「おい、ナルト」



カカシから課せられたチャクラ調整の修行


すっかり暗くなった辺りに響くクナイの音に紛れて
オレはナルトに話しかけた


「ん、なんだってばよ

コツなら知らねーって……」



あい変わらず間抜けな顔のアイツに
オレは呆れる

だが 今しか聞けない


勘がそういうような気がして
構わず話した


「お前にとって あの男はどういう
存在だ」


「あの男って A兄ちゃんの事か?」


そうだ、と動きを止めナルトに問う

するとしばらく考えてから
こちらを向いた


「オレもあんまり知らねーけど
いい人には間違いねーってばよ!」


「……!?」



向日葵のような暖かな笑顔



「……、そうか」




初めて見た ナルトの
純粋な微笑みは苦しいほど眩しい



それをみて オレの中の何かが
動き始めているのを この時のオレは知らない。







……なんでアンタはオレに教えた




それとも オレを騙したのか?





握り締めた拳に
また力が入った……。






*
身内の者がいないという同じ立場


いや 明らかにオレとナルトでは
違っているはずだ



誰でも良かったのか


いや そんなはずはない



偽物など いない方がマシだ


気づいた時の怒りと刹那さ

気付かされた時の悲しみと哀れさが残るから





満点の星空のした

オレは汚れた服の泥を払う



うちはの家紋がいつも以上に霞んで見えたのは

オレの心情のせいなのかも
知れなかった……。

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設定タグ:NARUTO , ナルト , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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ヨウ★(・^・)(プロフ) - ミラクさん» 面白いだなんて…!ありがとうございます!!はい!ミラクさんのお話も読ませて頂きます!コメントありがとうございました☆ (2016年11月1日 17時) (レス) id: df01a4a4ea (このIDを非表示/違反報告)
ミラク - 初コメ失礼します!この作品とてもおもしろいです!これからも楽しみにしてます♪私も小説書いているのでぜひ見に来てくださいね!タイトルは勇気の狐火です! (2016年10月30日 15時) (レス) id: 0d1bd762a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨウ★(・^・) | 作成日時:2016年9月3日 12時

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