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22話 ページ24

『あ、俺か…A・フィニス。一部…殆どの記憶が抜け落ちてるから、あまり質問はしないで。しても答えられないから。宜しく』

こんな感じでいいか

tn「それじゃ、報告としますか。まず、エミさん」

em「はい。私が見たのはβ国の人が路地裏に居たことと、グルッペンさんを攫うところです。現場を見たところ、争った形跡があり、グルッペンさんのインカムとβ国のインカムがそれぞれ落ちていました」

何人かで攫ったんだろうな

rbr「はーい、兄さんからの情報でD国も絡んでることが分かってんで」

兄さん?

顔は分からないけど、仲が良かったのは何故か覚えてる

此処に居るんだ

sha「珍しいやん、兄さんから報告来るんて」

rbr「どうやら、街で聞いたらしいで」

ガバガバやん

『それじゃ、D国の情報とかいる?』

tn「んー有ったら有ったで有利にことが進むと思うし頼むわ」

『ん』

kn「あれ?ロボロとちゃうん?情報収集って」

tn「ロボロは警備の強化をしてもらってる」

kn「成程」

情報収集ってロボロがやってたんか?

ut「俺らのは書類とかまとめたやつを渡すわ」

tn「了解」

zm「グルッペンのとは関係なさそうやけど、Aの記憶につながるもん見つけたで」

tn「ほんまか!?」

zm「おん。Aの家に資料室みたいなんもあったで。そこにβ国の資料とかD国の資料とかあるかもしれんけど…見てへんねん」

ht「そこは見ようよ」

記憶に繋がるもの…?

まぁいいか

『気になったんやけど、β国出身の人っている?若しくはD国出身の人』

zm「俺と、オスマンやな。β国出身は」

『ん。ありがと。それじゃ、いくつか質問いい?』

zm「ええで」

『軍事国家?それとも平和主義?』

os「中間。必要に応じて戦争に参加してたし。宣戦布告されたら必ずそれに応えてたし」

『……聞いたんだけど、凄腕の外交官の息子が見計らったようにいなくなったみたいやねんけど、その息子ってオスマン?』

os「……」

『一つ仮設が建てられる。グルッペンさんを攫ったのは、その自分の子を引き戻す作戦の一つなんじゃないかって』

os「!」

もし、そうなら……

tn「まぁ、そうやったとしても俺らがすんのは同じ事や」

ht「オスマンを自国に戻すなんてことはさせようと思ってないから安心して?」

os「皆……」

『ま、俺も友人たちの為に手伝うから』

zm「相棒の為には動いてくれないんですかねー?」

ん?相棒?

ALL-zm「は???」

tn「待ってくれや、2人知合いやったん?」

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作者名:霧音 | 作者ホームページ:無いです  
作成日時:2020年3月31日 12時

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