【文スト×文アル】帰ったら見習い司書にやらかされ先生たちが怖いんで ちょっと司書辞めて別んとこ行きます

『何を話してるんでしょう』 ページ12

『あの、出勤は明日からですか？』

国木田「ああ、誰かしらお前の部屋に寄るだろ。出勤前に。だからその社員と共に出勤ってことになる」

『分かりました。ではまた明日』

顔合わせ…した方がいいのかな

…私の部屋に寄ってくれることになってるから…別にいいかな

「あ、君さっきの！話は終わったのかい？」

『あ、はい…えっと…』

太宰「私の名は太宰治だ。これからお茶しないかい？」

太宰さんってナンパするような人だっけ

いや太宰先生はするな

一回「一緒に食事いかない？」って言われたことあるな

『えっと…遠慮しておきます。それと…国木田さんが仕事が…って言ってましたけど仕事は終わったんですか？』

太宰「やってないけど？」

『やってください』

太宰「ヤダ」

『子供ですか』

太宰「そういえば！何故国木田君と一緒に社長室に行ったんだい？」

この人…苦手だ…人の話をあまり聞かない人

『言わないとだめですか』

太宰「うん」

『どうしてもですか』

太宰「うん」

……何この人

それになんかだんだん近づいてきてるような…うん!?

近づいてる!?

そいえば社長に過去話してなかったな

太宰「ん？なんで後ずさりしたの!?酷くない!?」

『酷くないです。貴方が近づいて来るからでしょう』

あ、疑問じゃないな

まあいいか←

「太宰さん、いい加減仕事してくださいよー。今日殆ど国木田さんいなかったから僕達に仕事が回ってくるんですよー」

太宰「谷崎君も大分仕事人間になってきたね←」

『仕事人間になるって…貴方が仕事をしなさすぎなだけでしょう？ここの人達は自分の最低限の仕事をしてるだけではないんですか？』

谷崎「よくわかったね…君社員ではないんだよね？一応名乗っておくよ。僕は谷崎潤一郎よろしく」

谷崎さん…

欲は満たされたのでしょうか

ここの谷崎さんはまともでよかった

『申し遅れました。私は月影Aです』

太宰「Aちゃん早速お茶しない？」

……ちゃん付けか…

何か嫌だ←

何考えているのか分からないし

この人やっぱり苦手だ

『これ以上居ると仕事の邪魔になりかねないのでそろそろお暇しますね』

谷崎「完全に太宰さんスルーされましたね」

太宰「……」

とりあえず社員寮に荷物とか色々と置かないと…

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