72話 ページ2
エーミール視点
『エミさん、本貸してー』
エミ｢え｣
珍しい…Aさんが本を貸りに来るなんて…
失礼すぎるか
『おーい、エミさん？』
エミ｢はい！何にします？｣
『…れ、恋愛小説…が…読み…た…い///』
あー、可愛ええ
『え、エミさん！貸して！』
エミ｢何故急に、恋愛小説なんて？｣
『セイアが言うてたんよ…｢恋愛小説は、良いよ！凄いよ！｣って』
エミ｢なるほど？じゃ、図書館行きましょう｣
そして、恋愛小説のコーナーに連れて行く
『こんなに沢山あるんか…』
エミ｢どういうのが好みですかね？｣
『初心者向け(？)』
エミ｢ふふっ…初心者向けですか？なら、コレとか…コレとか｣
『おー、流石エミさん！』
エミ｢あ、有難うございます！｣
『貸りてくわ！じゃ、読んだら返す！』
エミ｢はい、またいつでも来てな｣
ニコニコと手を振る彼女…
ﾊﾞﾀﾝ
エミ｢可愛いぃ…｣
恋愛小説…か
Aさんにも、いつかそういう相手が出来てしまうんですかね？
出来ればその隣は…俺が良いなぁ…なーんて
ベランダに出て、煙草に火を付ける
ここは、庭の草原がよく見える所だ
あ、Aさんが走っとる…と、言うよりかは何かを追い掛けてる？
『あ！エミさん！おーい！！』
急に名前を呼ばれ、驚いて煙草を落とし掛けた
Aさんは、大きく手を振っている
振り返すと
『エミさんも手伝ってぇや！！ヒヨコが逃げ出したんよ！！』
エミ｢えぇ？！｣
『頼めへん？』
エミ｢分かりました！すぐ行きます！｣
木に移り、飛び降りると
『エミさん…』
エミ｢あ｣
皆さんの前であまり動いた事ないんだった
『カッコぇぇぇ！！！』
エミ｢え｣
『いや、あのな？！すっごい綺麗やったんよ！蝶みたいやった！』
エミ｢ふふっ蝶…ですか？｣
『おん！もうな？凄い綺麗やったんよ！！』
エミ｢ありがとうな、さて、ヒヨコは？｣
『あ、せやった！』
『行こ！』
と、手を引く彼女…
顔赤いの…バレませんように…
そして、ヒヨコを無事回収する事が出来た
『エミさん運動神経馬鹿みたいにええやん』
エミ｢そう…ですかね？｣
『カッコよかったで』
エミ｢…Aも、可愛ええよ｣
『あっ、ありがとうな？』
彼女は意外とこういう耐性が無い…可愛い！
お願いだから、早く誰かと結ばれて欲しい
でも、結ばれて欲しくない
なんて、我儘な
けれど、この気持ちにケリをつけなきゃいけないんやから
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ルネ - _紫ジャージ_さん» はい。生徒会とか仲間という仲間を集めて…挙句の果てには学校全体引き連れてフルボッコに… (2021年6月13日 19時) (
レス) id: 38d7808c98 (このIDを非表示/違反報告)
_紫ジャージ_(プロフ) - ルネさん» もう、皆でボコボコにしちゃいましょ() (2021年6月12日 6時) (レス) id: 61b4604950 (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - _紫ジャージ_さん» 2ヶ月返信遅れてすいませんm(_ _)mモブ太郎めちゃくちゃイラつく！私だったら物語の中でフルボッコにしてるわ… (2021年5月18日 21時) (レス) id: 38d7808c98 (このIDを非表示/違反報告)
はーなー - Mintoさん» いや〜まさか同意見の方がいらっしゃるとは… (2021年4月26日 6時) (レス) id: cc35c4fdc3 (このIDを非表示/違反報告)
_紫ジャージ_(プロフ) - Mintoさん» コメントありがとうございます！もう、皆さんと一緒にシバいちゃいましょ！更新頑張ります！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: 61b4604950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：.さくら餅. | 作成日時：2020年8月7日 17時
