十番隊隊長の妹・破面篇【BLEACH】 (ページ11)

今日:3 hit、昨日:16 hit、合計:26,493 hit

第十話十刃ページ11

帰刃したシャウロンの鋭い爪に冬獅郎の氷の右翼が削り落とされる。

妹「…『水華』…」

冬華が斬魄刀の名を呼ぶと水が冬獅郎の傍に漂っていく。それにより冬獅郎の欠けた氷の右翼はすぐさま修復されていく。

シ「…フム…
さすがは隊長！それに補佐官！これだけの力の差を見せつけられながらも逃げずに立ち向かってくる姿は、素晴らしい！実に！」
冬･妹「…………」
冬「…ちっ…」

冬獅郎はシャウロンを見据える。

冬「シャウロン・クーファンと言ったか…。1つ訊きたい。
てめえは自分を指して破面No.11(アランカル・ウンデシーモ)と言った…。ウンデシーモ…つまり｢11番目｣だと…」
妹「…てことは、お前の強さは破面の中でも上から11番目ってことか？」
シ「……いいえ
我々の番号は〝強さの序列〟ではなく〝生まれた順番〟です。ただし…
〝No.11(わたし)より下に限っては〟ですが」
冬･妹「!?」
シ「分かり易く言いましょうか。我々はまず｢崩玉｣によって虚から破面へと生まれ変わると生まれた順に11以降の番号を与えられます。
その中から特に優れた殺戮能力を持つ者達が選抜され能力の高い順に1から10までの番号を与えられるのです。そして、選ばれた10体は『十刃(エスパーダ)』と呼ばれ、肉体の1部に自らの与えられた数字を記し、我々No.(ナンバー)11以下を支配する権限が与えられる──
はっきり申し上げましょう。彼ら『十刃』の強さは我々のそれとは別次元です」
冬･妹「──────…！」

2人はシャウロンの言葉に目を見開いて驚く。

シ「そして更に言うならば、今我々と共に1体、その『十刃』が来て居るのですよ。
藍染様に第6の数字を与えられし者───…
〝第6十刃(セスタ・エスパーダ)〟グリムジョー・ジャガージャック」

シャウロンから発せられたその事実に2人はさらに驚いた。